デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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カタワレ時、の少し前。
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ありがたいことに、年明けも、展示会その他複数の案件が進行していて忙しくさせていただいています。
でも先日時間作って「君の名は。」見てきましたよ。もういい加減に劇場公開が終わってしまうかもしれなかったのでね。
面白かったですねー。IMAXシアターで見たもんでもう目が疲れるほどの映像美で。
映像美というか、東京という街を愛情を持って描いてますね。聖地巡礼する人の気持ちもわかる気がする笑。
自然豊かな日本の風景を美しく描いた作品はたくさんありましたけど、東京(それも新宿界隈)の「カタワレ時」をあんなに綺麗に描いた映画ってないんじゃないかな。

カタワレ時。劇中出てきた言葉で「ブルーモーメント」みたいに説明のつく時間帯ではないのだけど、劇中の先生の板書(うる覚えですけど)を借りますと「黄昏→たそがれ→誰そ彼→彼は誰(カハタレ)→片割れ(カタワレ)」と変遷した、見境いがぼんやりしてくる、陽光の少ない夕暮れ時(または朝方)を指す言葉のようです。彼は誰、以降の変遷は、たぶん「君の名は」のタイトルとテーマに合わせて作った造語なのかな。知ってる人いたら教えて。

ま、なんにしましても、スナップ写真を撮る者にとって「カタワレ時」が美味しい時間帯であることは間違いないわけです。
絞りを開放にしても光量オーバーにならず、と言って暗くて撮れないということもない、どの街に行っても一番シャッターがすすむ(ご飯がすすむみたいな言い方してるけど)時間ですね。

写真は今日の南青山。2件の打ち合わせを終えてオフィスに戻る途中。
カタワレ時、というには少し早いのかな。
本年も宜しくお願い致します。
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Panasonic LUMIX DMC-LX100 2017 Hokkaido

あけましておめでとうございます。

ここ数年、お正月は、元旦に故郷の釧路へ飛び、翌二日には帰京する…というせわしないパターンを繰り返していたのですが、今年は元旦に釧路の実家で両親に、二日に札幌で兄夫婦と甥っ子姪っ子アンド札幌のクライアント氏に会い、三日に帰京という(せわしなさという面においてはむしろ拍車がかかっておりますが)「三角飛び」を行うことができました。

釧路-新千歳間はANAのプロペラ機。ボンバルディア社の機体ですね。三菱のMRJが納品されればこの航路もリージョナルジェットになるのかな、近いうちに乗れることを楽しみにしています。
三が日、北海道に身を起き、大いにリフレッシュすることができました。

本来昨年末のうちに片付けておくべきタスクも積み残したままで明日からはいきなりスロットル全開で仕事に挑みますが、おかげさまで気力に満ちた新年です。

手軽なSNSへの投稿のあおりでこのBLOGへの投稿は年々減ってきてしまっていますが、それでもアクセス・ログを見ると毎日たくさんの方がアクセスしてくださっています。ありがとうございます。
「流れて消えて」ゆくSNSと違い、アーカイブとしての、また能動的な発信・受信の意義はBLOGのほうが高いと自覚していますので、少なくとも昨年よりは多くこちらでの発信を行ってまいりますので、JUGMに移行してから10年となる拙BLOB、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年 1月3日
桧沢 方伸