デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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Seattle寸景#1 Town that reflects
150531.jpg
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. on OLYMPUS E-PL5 2015 Seattle

ひと月近く経ってようやくこの週末、シアトルの写真の整理・現像がいくらかできました。

実は今回のシアトル路、1000枚以上撮ってきた昨年のNYや3年前のパリに比べ、撮影枚数的には半分ほど。
例年より旅程が短かったこともありますが、10数年振りに訪れたこの街の印象に最初少し戸惑った、というのもありましたね。

前に来た時はまだイチローがシアトルマリナーズに移籍する前、仕事での訪問で、僕にとって初のアメリカ。
若かったし、迎えてくれたクライアントさんが今思えば僕なんかに不相応な立派なホテルをとってくれてたり、NBAスーパーソニックスの選手も来店するような赤絨毯も麗しいレストランで食事ご馳走してくれたりと結構な歓待を受けてしまったことや、初夏の良い季節で自由時間に海辺のピアでカモメ眺めつつビール飲んだりとかなんかもう最高、という輝かしい印象が(笑)刷り込まれていたんだろうなと思います。

今回、念願かなって再び降り立って、綺麗な街並、穏やかな空気。なのに「あれ、思ってたんとなんか違う」というシアトル側に立って考えれば知らんがな、という旅人の身勝手な印象なのですが、そんな感じに最初は思っていて「事前に描いていた被写体」に巡り会えずシャッターをなかなか押せなかったというのが正直なところ。

それでも旅は素晴らしいもんで、別に枚数たくさん撮るのが目的じゃないしと気持ち切り替え、のんびりクラムチャウダー食べてビール飲んで、スペースニードルの展望室で日が暮れかかる頃には、素敵な被写体が周りにたくさん。気付けば夢中になってシャッター押してました。

ま、そのあたりが「いかなる状況であれ作品をきちんと一定数押さえなきゃいけないプロカメラマンの撮影路」と「グラフィックデザイナーが『普段と違う筋肉を使う』ことでリフレッシュを得ることを基本目的とした休暇としての旅路」の違いなんでしょうけどね。

思えば前回は人のお金で与えられた旅程。
今回初めて僕は自分にとって本当のシアトルを見てきたのかもしれないなと思います。
Seattle寸景…に、なかなかいけない。
150514se0.jpg
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. on OLYMPUS E-PL5 2015 Seattle

シアトルより帰ってから少々バタバタしていてまだ写真の現像・整理に手が回ってません。
まあでもそういうのは心穏やかにゆっくり楽しんでやりたいので、もうあと数日は仕事に集中……といいながら、たまにハードディスクに移してある生データをチラ見したりして笑。中間テスト終わるまで作れないプラモデルの箱をちょっとだけ開けて中を覗いてる中学生の心境です^^

一枚だけ「寸景」シリーズには選びそうもないやつアップしときますね笑

スターバックスの世界1号店、だそうですが……えーと、特にこれといって何かあるわけでもなく笑。
勝手にこっち向かってイエーイとかすんなオッサンwww