デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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ヴァンヌーボ
先週、竹尾の見本帖本店で観てきた「ヴァンヌーボ×15人の写真家」。

CMYKでも写真はここまで豊かに表現できるという、まさしく見本でした。
プリンティングディレクションはやっぱり山田写真製版の熊倉氏なんですね。

150118.jpg

に、しても校正紙の朱字が「思ったこと全部言いました」の世界。

「超暗部もっとシメル」
「ライト部もっと明るく」
「中間トーンディテールしっかり出す」
「シャドウ内形状見せる」
「トーンなだらかに」
「青味抑えて」
「赤味も抑えて」

なんだかもう
「赤上げて、白上げて、赤下げないで白下げて」的な。
それに応える製版も凄いし、なるほどヴァンヌーボは写真に適した紙だなと改めて思いました。
適した、というか個人的にも好みなんですよねこの風合い。インクしっかり盛った刷りでも落ち着きがあって。

僕の名刺も開業以来ずっとヴァンヌーボです笑。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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Panasonic LUMIX DMC-LX100 2015 Hokkaido

日曜〜月曜と、とんぼ返りの帰省。翼の先のコアラに見つめられつつ。

ここ数年、正月にそんなに冷え込むことのなかった北海道ですが今年は寒かったですね。
月曜の朝はマイナス14℃でした。
窓は結露していないか、水道管は凍ってないか、そもそもみんな生きてるか、という確認から始まる北の朝を懐かしく体感してきました。東京でのマンション暮らしに慣れてしまうと、なんというかそういう生きる基本、みたいなことに鈍くなってしまいますなぁ(ちょっと大袈裟だな、うん…)

今年は起業15年の節目。故郷での冬の朝の目覚めのように、今一度ピリッと実を引き締め頑張ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。