少しばかりアウトプット作業が続いた最近。もちろんデザインは飽くことなく楽しいのだけど、いわゆる年末進行もヤマは超えたことだしここらでインプットも必要だよなあ、と思ったところで、いいのやってました。「フォトフェスタ 旅先での海外写真撮影の楽しみ方 by 吉村和敏氏」そりゃもう行きましょう。いそいそと新宿の会場へ。
プロの方によるこういう講演って話す側はきっと難しいだろうな、といつも思います。僕も何年か前にイベントでデザイン専門学校の生徒さんを中心としたお客さんに90分の講義をしたことがありますが、その時は生徒さん全員のデスクにiMac置いてもらって、みんなしてphotoshopいじってラフデザイン作りをしてみよう的なワークショップみたいな感じにしたので特に難儀することはなかったのですが、人気写真家の講演となると、まず客層が、写真家吉村サンの純粋なファン、という人もいるでしょうし自分でも写真撮影を楽しむアマチュアカメラマンもいるでしょうし、その両方だという始末に負えない奴(僕です)もいるでしょうし、となると技術的な話しを聞きたい人もいれば旅先での裏話みたいなのを聞きたい人もいるでしょうしその両方聞きたいという始末に負えない奴(僕です)もいるでしょうし。その辺のバランスが難しかろうというのは想像がつくことですが、さすが慣れてらっしゃいますね、先日のイタリア取材を題材にコンデジ含む小型カメラでの楽しみ方を中心にスライドを使ってトークをしつつ、何点かの「要所カット」では詳しく技術の種明かしをするという構成で、あっと言う間の90分でした。
三脚に乗せた大判カメラで撮った、吉村氏得意のマジックアワーは息を飲むような美しさでしたが、X10での(写真集などには載らないであろう)メシ写真や、ヨーロッパの村の入り口に必ずある「門」をくぐる時に欠かさず撮ってある記録写真などなど、面白かったですねー。
旅に出たくなった。
ついでにX10が欲しくなった。
これだけ簡単に影響される人も珍しいですね我ながら^^
会場でカレンダー買って、帰りにはヨドバシでX10のカタログを思わずもらって来てしまった…。