デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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今年も一年ありがとうございました。
お陰様で、今年も、一日たりとも退屈を感じることのない充実した1年でした。
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Year-end lobby
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RICOH Caplio GX100 2011 Tokyo

年の瀬の某所ビルのロビー、今日は人影も少なく。
Symmetrical Meguro
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日曜の…
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秋岡芳夫展と昔の社長
目黒区美術館にて秋岡芳夫展。これは是非行くべしという声を色んなところで聞きまして、最終日の今日、行ってきました。皆が薦める理由がわかりました。

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「ミノルタのカメラをデザインしたプロダクトデザイナー」、「色んな木材で食器を作った人」、「学研のチャイルドブックで有名な人」。いろんな呼称で呼ばれている方ですが、それは、それだけ社会、時代、経済を広く深くとらえてデザイン活動をされていたという証左であって、多彩だ、というのとはいささかニュアンスが違うのかな。

「メイキングストーリー」フェチの僕的には、「104会議室(中野の事務所の呼び名)」でのデザイナー同士での会議内容をチャート化した手描きメモなんかが面白かったです。あと道具、ですね。数十もの鋸やノミをディスプレイした白壁は、それだけで雄弁なデザインとして成立していたように思います。

それと、、、僕が最初に就職したプロダクトデザインの会社の社長と親交があったんだということを(展示されていた写真のいくつかは社長の撮影だった!)初めて知った! もー、社長ったらシャイなんだから…。教えてくれてればもう少し尊敬してあげたのに(笑)。急ぎの仕事でチェック柄をスキャンする必要があった時に丁度社長が履いてたチェック柄のズボン脱がしてスキャナーにかけるなんてことしなかったのに。あの時はすいませんでした。

目黒区美術館、初めて行きましたけど感じのいい所。事務所から徒歩圏内にこんなとこあったなんて知らなかったなあ。
Maison Hermes
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RICOH Caplio GX100 2011 Tokyo

大学時代の同級生が製作に参加したHermesのウインドウディスプレイ。
素晴らしい。こりゃ作るの大変だったろうなあ……。
早くも1/6が過ぎる
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10〜11月分の記帳で格闘中の税理士さん。9月決算ですから、今期の1/6が早くも終わった、ということです。
税理士さんはほうぼうで不景気を目の当たりにしてるからですかね、「御社は無事に年が越せそうでなによりですな」とか、ここ数年なんだか評価の判断基準値がゆるくなってる気がする笑。なんだったらそのうち「ま、生きてるんだからいいじゃない」とか言い出したりして。

までも冗談抜きで、税理士さんからは、他所の顧客企業の背筋の凍るようななんともオソロシイ話しもいくつか聞かされたりして(…おどかしてどうする僕を)、そう考えると、こうして普通に仕事で充実した毎日を過ごせてたいした心配もなく普通に年の瀬を迎えられているってのは本当にありがたいことなんだなとシミジミ思うアタクシです。
誰一人として
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ここひと月ほどの撮影立ち会いラッシュも本日で終了。広告物の年内入稿分については目処がついてきました。
それにしても、10数名のスタッフの中で、現時点で年賀状の準備をしてる、という人が誰一人としていないというこの業界の現実(笑)。もちろん僕も、です。
A cup of relaxation
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RICOH Caplio GX100 2011 Tokyo

もともとコーヒーは好きだったけど、最近とみにまたその効能を実感します。
美味しいコーヒーって、なんだか頭に沁みますね(←なんちゅう表現力の乏しさ…)。
よく行く打ち合わせ先の近辺に旨いコーヒーを出す店をおさえておいて「ひと仕事後の一杯のお楽しみ」にしておけば、打ち合わせ中の集中力も増すってもんです。ほんとにちょっとした事だけれど、自分にこうしたささやかな「餌」を考えておくのって案外有効なセルフコントロールのテクニックなんじゃないかな?
X10は欲しいし旅には出たいし
少しばかりアウトプット作業が続いた最近。もちろんデザインは飽くことなく楽しいのだけど、いわゆる年末進行もヤマは超えたことだしここらでインプットも必要だよなあ、と思ったところで、いいのやってました。「フォトフェスタ 旅先での海外写真撮影の楽しみ方 by 吉村和敏氏」そりゃもう行きましょう。いそいそと新宿の会場へ。

プロの方によるこういう講演って話す側はきっと難しいだろうな、といつも思います。僕も何年か前にイベントでデザイン専門学校の生徒さんを中心としたお客さんに90分の講義をしたことがありますが、その時は生徒さん全員のデスクにiMac置いてもらって、みんなしてphotoshopいじってラフデザイン作りをしてみよう的なワークショップみたいな感じにしたので特に難儀することはなかったのですが、人気写真家の講演となると、まず客層が、写真家吉村サンの純粋なファン、という人もいるでしょうし自分でも写真撮影を楽しむアマチュアカメラマンもいるでしょうし、その両方だという始末に負えない奴(僕です)もいるでしょうし、となると技術的な話しを聞きたい人もいれば旅先での裏話みたいなのを聞きたい人もいるでしょうしその両方聞きたいという始末に負えない奴(僕です)もいるでしょうし。その辺のバランスが難しかろうというのは想像がつくことですが、さすが慣れてらっしゃいますね、先日のイタリア取材を題材にコンデジ含む小型カメラでの楽しみ方を中心にスライドを使ってトークをしつつ、何点かの「要所カット」では詳しく技術の種明かしをするという構成で、あっと言う間の90分でした。

三脚に乗せた大判カメラで撮った、吉村氏得意のマジックアワーは息を飲むような美しさでしたが、X10での(写真集などには載らないであろう)メシ写真や、ヨーロッパの村の入り口に必ずある「門」をくぐる時に欠かさず撮ってある記録写真などなど、面白かったですねー。

旅に出たくなった。
ついでにX10が欲しくなった。

これだけ簡単に影響される人も珍しいですね我ながら^^

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会場でカレンダー買って、帰りにはヨドバシでX10のカタログを思わずもらって来てしまった…。
甘い日
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ミスドでみんなの分、ドーナツ買って…

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月曜はスイーツの撮影立ち会いディレクション。

セットの、奥のほうの造作はほとんどトリミングには入ってこない部分。ですが、ケーキスタンドの天面の写り込みとか、天板への反射とかそのあたりのビミョーなところに奏効するんです。スタジオ撮影においては写真に写らない「外側」をどれだけ意識するかでフレーム内の生命力が決まってくる。……などと、まるで自分で撮ったかのようなこの口ぶり。カメラマンが凄い。それだけでございます。

朝にドーナツ食べて、撮影後はいただいた撮影品のケーキを皆で食べて、かなりスイートな状態で事務所に戻り、さすがになにかしょっぱいもの欲しいなと思ったところで、昨日まで沖縄に行ってたというカメラマンさんからなにか袋入りのスナック状のお土産をいただいてた事を思い出した。よし、きっとしょっぱいものに違いない。

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かりんとうでした。

でもすごく美味しくてボリボリ半分くらい食べてしまった。
明朝目覚めたら、口のまわりにアリとかいるんじゃないかと心配です。
The shining road
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Panasonic DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH. 2011 Tokyo

またしばらくエンジンに火を入れてなかったなと思い、本日はクルマで出陣。普通に走ればアっという間に着いてしまうオフィスまでの道のり。
ちょっとだけ、遠回りしてみた。