デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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TDW前夜
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神宮球場クライマックスシリーズの歓声が届く会場で、東京デザイナーズウィークの搬入完了。敷地内は、おがくずの匂い、ハンマーのトンテンカンいう音……。まさに学校祭前夜状態でしたね笑。今年は週末にじっくり見させて頂こうと思ってます。

ap bank Fund for Japanのライブが連夜あったり、偶然最近仕事でちょっと絡ませていただいたペルノ・リカール・ジャパンがBARを出展したりと今年も面白そうです。

拙作は「ARIGATO PROJECT」コーナーにぴろっと1枚、ささやかにたてかけてありますが、実際に置いてみたら全体のスケール感にくらべてほんとにぴろっと1枚、という感じでした汗。お出掛けになる方、ARIGATO PROJECTはさらっと軽やかに見てってください^^;
搬入前に眺める
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来週火曜からのTOKYO DESIGNERS WEEK2011に出展する作品、パネル加工が仕上がってきました。
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骨董品に非ず
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午前中に錦町で打ち合わせがあり、帰路、ハッと思い出して打ち合わせ先のすぐ近くの竹尾見本帖本店に立ち寄り、ササっとですが竹尾ペーパーショウを見ることができました。
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あくまで、とびきり上等な
仕事の合間にパラパラ眺める…という形で見てしまうがもったいなくって、先日届いた吉村さんの新作、開封しないでいたのだけど、それもそれでもったいないな、と思い至り、今、仕事の手を休めてコーヒーブレイクに眺めさせてもらっています。

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丹誠込めて育てたお米を丁寧にといで、いい水といい釜で丁寧に炊いたご飯みたいな写真集です。高級食材を豪勢に使ったミシュラン掲載店の料理じゃなくて、あくまで、とびきり上等な「ご飯」。お米ってこんなに美味しいんだと気づかせるようなご飯。……なんだかうまく例えられてない気がしてきました。一言でいうと、凄くいいです。最初からそう言えば良かったんでしょうけどなんだかそれだと淡白な気がしたもので。すいません。
素人評論めいた事はいやなので、このくらいにしておきましょう笑。

印刷もいいなあ。「Sense of Japan」の時は、「紙はMr.B、色は4cプラス特2」と読んで、その後ご本人に聞いたらどっちも大ハズレだった(涙)のだけど今回のも謎だなあ。微妙にパールの入った、印画紙みたいな紙。インクは濃淡いくつかのモノクロを使ってるのだろうけど高精細なので全然わからない。
ま、そんな事は考えないで無心で眺めて、束の間、極上の時間を楽しみましょうか。
Light rain
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Caplio GX100 2011 Tokyo

東京デザイナーズウィーク開催まで10日。
特別企画の「ARIGATO PROJECT」にグラフィック作品を出展します。

同プロジェクトweb掲載用のキャプションを書いてるのだけど、100字以内、ということで、短くまとめるのに難儀中。「103字」までは来たのだけどどうしてもあと3字が^^;
男鹿さんふたたび
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仕事の手をちょっと休めて、4年前に観た「トトロの森を描いた人 ジプリの絵職人・男鹿和男展」で買った画集(というか解説本)を、また眺めてる。もう何度こうして夜更けに眺めてますかねこの本。
うまいです…。腹立たしいほどに。画の技術ということだけじゃなくて、対象への「意識」や「とらえ方」が。
もちろん僕は美術画家ではないのだけれど、デザインの対象をどう意識してどうとらえるか、はとても大切なわけで。刺さりまくるんですこの人のおっしゃってる事が。
但しこのあたりになるとクライアントさんとか代理店さんとかと共鳴して盛り上がれる範疇じゃないエリアなので、ひとりでページめくっては、クゥ〜ッ、うまいねい、とかひとりで盛り上がってます。一見地味な所作ですけど、クリエイターにとって「ああ、この人わかってる、すげえ」と悶絶するのは無上の歓びだったりするんです^^
その気になる
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先日、挙動不審にラフデザイン用の撮影をしたと僕が書いたのを読んで不憫に思ったのか(そんなことはないでしょうけど)明日はクライアントさんのご厚意で、わざわざ「ラフデザインの為の撮影」をクライアントさん建物内で営業中にさせていだだけることに。いや僕がデジカメ持ってって撮るんですけど。
こんな時、なまじ本格的な一眼レフとか持っていって、む、おぬし…とか思われるとかえって困るので、この可愛い白いデジカメって絶妙だなと思う。

とか言いつつなんとなくその気になってカメラの手入れしてる自分が、可愛い。
Warmth in coldness
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DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH. 2011 Tokyo

気がつけば、スタバで無意識にホットラテをオーダーする季節。
Steve
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築地にて挙動不審
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土曜、デジカメを小脇に忍ばせて築地方面へ。某所敷地内へ潜入してラフデザイン用の素材撮り(載せた写真はお昼を食べに入った聖路加タワーです。ミッションはここじゃないですよ)。
正式に発注を受けてからの話しであれば堂々と撮影もできるのですが、競合案件のプレゼン用ダミーなのでそうもいかず。ま、事前にちゃんとしかるべきところに説明して許可とればなんでもないんでしょうし、資料でもらった写真もいくらかあったんですが、プレゼン時にクライアントさんに「新たな視線」を提示するのは有意義だし、「…この写真ってどうしたんですか?」と聞かれることで話しも弾むのです。…という悪知恵をここ数年で身に付けてしまったアタクシ。

しかし警備員が多い。
ということで、僕は、初秋の空気を楽しみつつ散歩してるような、わざとらしいさりげないオーラを懸命に発しながら、胸中ではミッションインポッシブルのテーマをループ再生させながら、これはと思う画角をみつけてはサッとカメラ取り出してピッと撮ってサッとしまって、ふたたび腕を後ろに組んでブラブラと金木犀の香りなんぞを楽しんでますオーラを発するのでした。絶対あやしいですな…。

グラフィックデザイナーは、こうしてちょいちょい挙動不審な奴になるのであります。