デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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Lattice in Shinjuku
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Caplio GX100 2011 Tokyo
Wet glass
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Caplio GX100 2011 Tokyo

新宿〜池袋と、打ち合わせのハシゴを終え、ホッと一息。でもみんな前向きだから打ち合わせも楽しかった。
昔、先輩に言われた言葉で、つまらない仕事を「面白がる」必要はまったく無いけれど、どう取り組めばそれが「より面白い仕事になるか」を考えるのは職種がなんであれ常に有益だ、というのがありました。本当だなと思います。たいていの場合それは、より丁寧なマネジメントや、仕事相手・仕事仲間への敬いも生むし。結果、スキルも上がるでしょうし。

と、仕事の話しの後ですが、仕事じゃないデザイン作品づくりのお声がけを先日いただき、思えば最近そういうことやってなかったなあと思って、エントリーさせていただく旨の返事をしてしまいました。それこそ存分にプロセスを満喫しながらやってみましょう。目下アイデア模索中(で、締切り間際に慌てる、と^^)。
一気に廻る
昼間に、銀座鳩居堂〜伊東屋〜竹尾見本帖〜東急ハンズと、一気にダッシュで廻る。いやダッシュはしてないです。途中でドトールでアイスコーヒー休憩してるから一気でもないです。

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進行中のパッケージデザインの素材探しと、別件のビジュアルづくりのヒントを探しに、です。

錦町の竹尾見本帖本店、リアルなストレージとしてのディスプレイは素敵なんだけど……うーん、青山見本帖のあのサロンのような空気が、やはり恋しい…。立地もあるんでしょうかね(いや錦町が駄目ってんじゃないんですが)。
上京したての頃は青山ブックセンターでデザイン書を眺め、青山見本帖で紙を眺め、フォトニカあたりのフォトライブラリーで(まだレンポジがweb化される前ですね)リース写真を物色して、最後にどこかでコーヒー飲んで、いやー俺なまらデザイナーだべさ、と悦に入っていたものでした笑。前にも書きましたがデザイナーやそれに類いする人種が行き交う、プロフェッショナルな空気に満ちたサロン的な空間って、やっぱり大事ですよね。
明らかに私物
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自宅マンションのほうには宅配ボックスの類いが無く、宅配が行われる時間帯に僕が部屋にいるわけもなく何か荷物が届く度に受け取りに難儀することになるので、たいていのものは受け取り先を事務所のほうにしています。
事務所も留守にしてる時もありますが、ビルのフロントサービスが預かってくれるので受け取り損ないがないんですね。
ということでAmazonはもちろん楽天とかのオンラインショッピングのデフォルトの配送先住所はほとんど事務所になってます。結果、色んな物が仕事場に届く。仕事用じゃない物も。

不在中にフロントが何か預かってくれた時は、僕が帰社すると(不在・在室がフロントで把握できるので)電話で知らせてくれます。「ニールマーチンデザインオフィス様、お留守の間にAmazon様からのお荷物を一点お預かりしております」「ああどうも、後で行きます」的なやりとりがあって、受け取りに行くわけですが…
先日の場合「ニールマーチンデザインオフィス様、お留守の間に『ユニクロ』様から一点、あと『グンゼ』様からも一点、お荷物お預かりしております」。

ま、フロントの女性もプロですから、なにか妙だな、と思ってもそれを声色に出すようなことはしませんが、受け取りにサインしてる僕を凝視するその眼差しから「あんたそれ絶対私物でしょ」という疑念を消し去るのは無理だったみたいで。
湾岸エリアスタジオで
食べ物関係のお仕事が続く。今日は食品メーカーさんのカタログ撮影に立ち会いです。

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美味しそうに撮ってもらえました。
商品撮影の目的は、何のジャンルであれ、究極的には商品の魅力を引き出してそれを伝えることに尽きるのですが、食品の時はそれが「美味しそう!」という感嘆で共有できるのがいいですね。クライアントさん含めて皆で作り上げていけてるという実感があります。

何のジャンルであれ、そういった感嘆は現場においては大切で(無闇に驚くという意味じゃなく、それには目的を明確にしておく必要があるわけですが)、ファッションの撮影の時だと、その感嘆は「カッコいい!」とか「綺麗! このコート欲しい!」とかになるわけです。かつて「業務用旋盤」のカタログ撮影に立ち会った時は、どう感嘆すればいいのかわからなくて、ポラを見て「…すごく削れそうですね!」と言ったら意味がよくわからないという顔をされましたが。

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湾岸エリアのお洒落スタジオ。
マイナスイオン出まくりな感じで、仕事中は遮光カーテンを閉めてしまうのが勿体ない…。

と、言っていたらカメラマンから現像済みデータがオンラインストレージで届いたようです。あとはお任せを。ばっちりデザインいたします〜。
本日の…
撮影立ち会いディレクション。

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本日の高級品。

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本日の沖縄っぽい感じ。

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本日の「撮影後にスタッフで美味しくいただきました」
ラフデザイン用に色々と
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ラフデザインに入れ込むダミー画像づくりの材料に、また皿やら紙やら買い込みました(ほとんど百均ショップですが)。ラフ画像の作り方も案件により色々ですが、要素が簡単にコストもかからず入手できる場合だと、揃えてデジカメで撮ってしまうなんてケースもあるんですね(それで後で本番撮影の時にカメラマンを困らせた事、多々…)。打ち合わせ用のテーブル上が、わやくちゃになってます。もうすぐお客さんが来るので片付けなくては。
オフィスのドアを開けて中に踏み入った時に、ここはなにやってる会社なのかわからない感じになってることがたまにあります……。
白シャツの日
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ルール、というほど厳格なものではないし、ゲン担ぎ、というほど裏付けのあるものでもないのだけれど、新規のクライアントさんを訪問する時は、普段のノーアイロンのユニクロのシャツとかじゃなく、クリーニング屋さんでパリっと仕上げてもらったいいシャツ(当社比)を着ていくことにしています(但しボトムは相変わらずジーンズ)

そんなわけで昨日もお気に入りの白シャツ着て気合い充分にご新規さんに伺ったら、みなさんTシャツとかだったという現実。
そんなもんですよねー。世はクールビズだしねー。