デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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アバクロのDM
一昨々年にアバクロのポロシャツをUSサイトで買って以来、アバクロからのDMがメールで定期的に届く。
普通のメンズ用だとサイズが僕には大き過ぎだったので、KID'SサイトでボーイズのLサイズを買ったわけですが、結果、届くDMもボーイズ・ガールズ向けのやつが来るのでどうしたものかなと……

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僕がこれ履いて仕事に行ったら変態オヤジでしょうが……。

ま、ウケるかもしれないけどこんな僕でも積み上げて来たものはあるわけでして。
SONGS FOR JAPAN
iTunesから米国赤十字社を経由してのへの被災地援助ができるのは知っていて、先週ささやかに募金したのだけど、週末になってfacebook(初心者なので要領がまだよくわからんのですが)でSADEさんがなにか言ってますよ的な表示があって、読んでみると要するにSADE姉さん、ジャパンのためにiTunesに曲を提供しました他のアーチストのヒットも一緒なそのアルバムをゲットしてねセールスはジャパンのリカバリーのサポートにゴーよ、…ということらしいです。

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さすがSADE姉さん。さっそくポチりました。
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桜の頃
昨日木曜は終日、スタジオ撮影立ち会い。

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前回の立ち会いの後、デザイン〜印刷を経た媒体が刷り上がってスタジオにも届いていました。今、そのフードフェスティバル開催中。

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そうですよね本当なら桜の開花がニュースを占めて然るべき頃。なかなか、お花見を楽しみましょうというテンションじゃなくなってしまったですけど、元気のある人は元気に、美味しいものを美味しくいただいてカッパツにまいりましょう。ちなみに僕は、この号を制作してる最中に目を付けていた掲載商品のマグロ丼を、昨日のスタジオでの昼食にいただきました^^
Extreme Super Moon
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DMC-GF1 / G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. 2011 Tokyo

昨日今日と、なんだかやけに月が明るく感じるなーと思っていたら、19日の晩は月と地球が接近するスーパームーンという現象があったそうで、とりわけ昨夜の深夜4時過ぎの月は19年ぶりの最接近で「エクストラ・スーパー・ムーン」というオリーブオイルみたいな名前の満月だったそうです。昨夜ちょうどそのくらいの時間にコンビニに缶コーヒーを買いに出ていたのだけど、なるほどアスファルト上に自分の影を作るほどの月明かりでした。節電で街灯りがいつもより少なかった事もあってなおさらに主張を強めた青い光、慈悲か、無慈悲か。

そんな夜中に事務所で仕事してた僕も何やってんだかって話しですが。
Pray for...
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東京もかなり揺れた、という人が多いのですが、広尾の事務所は何か倒れたとか落ちたとかもなく平常通りです(品川区の自宅マンションは、帰ってみたら、冷蔵庫の上の炊飯器が床に落ちていましたが)。
写真は日曜の朝。TVに映る東北の信じられない光景と比べあまりに平穏。被災地の皆様に一日も早く穏やかな朝が訪れますように。
また別の形で
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あちゃあ……。

またひとつ「デザインに迷ったら駆け込む場所」が……。

『竹尾見本帖であれ青山ブックセンターであれ、いわゆるプロ御用達ショップといいますか、そこに行けば独自の空気を発する似た世界の住人が行き交っていて、いるだけでその気になれるというか楽しくなるようなクリエイティブな空気に満ちたお店ってのは本来僕らのような者が(僭越ながら)支えていかなくっちゃいけない』
と、書いてからわずか2ヶ月ちょっと。そんな予知能力いらんですわぁ。
この件を僕が知ったのは「デザインの現場」のツイートで、その「デザインの現場」も月刊誌は昨年で休刊になってしまってる。
そういや青山ブックセンターだって二回破綻してるしなあ。デスノートか僕のブログは。

ま、青山見本帖はショールームですから、そもそも店舗での売上がどうとかいう話しでの閉鎖ではないのだろうけど、でも残念ですね。

おととしくらいだったかな、青山見本帖でパッケージデザイン用に洋紙のサンプルを買ってお会計してたらレジの女性がひゃああと悲鳴をあげ、どうしたのと思ったら僕の手からカウンターの上にぽたぽたと血がしたたっていて(気づかないうちに紙のエッジでスパッと切ったんですね、経験ある人いるでしょう)、絆創膏で手当してもらったのが一番の思い出です(それが一番なの?)。その節はありがとうございました、また別の形でお会いできますことを……。
今更ながら字詰めに迷う
仕事内容によってはIn Designを起動する事もあるにはあるのだけど、僕の場合やはりまだIllustratorの使用率のほうが高い。Illustratorって自由度の高いソフトなんだけど、文字組、とくに字詰めの設定には未だに迷います。長年使ってるくせに。
いい感じかなと思っても、翌日見たらなんだか詰まり過ぎてるなと感じたりその逆だったり。ま、絶対的な正解というものの無い話しだから、案件毎にちゃんと調整するのが基本だとしても、自分なりの標準形、みたいなのは作っておきたいんですよね。

「新・文字組みとレイアウト」なる本が出たので買ってみました。実際に世に出ている色んな出版物の実際の文字設定が見れるという有り難い本。

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アラ意外と皆さんシンプルな設定なんだなあというのが感想。もちろん、あれやこれやごちゃごちゃやらずに美しい誌面を作れてる、というのは、上手い、ということです。……けどそんな字詰め設定で掲載例みたいになるか?、と思ったやつもあって、試しに自分でイラレ立ち上げて同じように設定してみたらやっぱりかなり違う結果に。これは、きっと「段落」設定の中の「文字組み(「行末約物半角」とかあるあそこね)」に、オリジナルの設定を加えてるんでしょう皆さん(僕もオリジナルの設定作ってます)。……本を見ながら、僕は、「イヤそこを見せてくださらんと…」という微妙な気持ちになってしまった。中途半端に使えない本買っちゃったかな。
段組になった本文は極力シンプルな形でやるのがいいんでしょうけど、1行や2行だけのコピーとかは字詰めで変わりますもんね。でも「自動」や「オプティカル」で詰めると明らかに詰まり過ぎになる事が多いので、トラッキングを入れて緩和してるというのが僕の現状。

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でも詰めておきながらトラッキング入れるのって、塩を入れ過ぎてしょっぱくなったから砂糖入れてるみたいな気がしてちょっと違和感あるんですよね……。
無精なコト言っとらんと「手詰め」せい、ということかいな(^_^;