デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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束の間
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終日、撮影立ち会い。
残暑と呼ぶにはちと可愛げの無い暑さが続いてますが、束の間、秋の気配のコーディネイトで涼んでくださいまし。
実際のスタジオは人口密度が高く相当暑苦しかったわけですが、そこはひとつ、想像力で。
MacPro納品、聖地の達人。
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木曜に新しいMacProが届きました。
元のMacからのデータ移設、一緒に届いたCS5のインストール、レーザープリンタの設定やらで、入れ替えはやはり1日仕事になりました。
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迂闊に全部食べると
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午後から折込み媒体の掲載商品オリエン。この媒体の場合、僕が作ったラフの割り付けよりも1割ほど多い品数をご提案いただいて、絞り込む、というパターンが多い。
当然、ボツ、というか掲載できない商品もでてきます。ご提案くださるのは各売場の担当者さん達。どれを載せてどれは載せないという判断はみんなして相談して決めるのだけど、最終的に「えーと、じゃ、こちらは今回は載せない、ということで…」と言うのはなかなかに心苦しかったりして。
今日みたいに食品の媒体だと、担当者さん達は商品を説明した後で「どうぞ味見してみてください」と試食をすすめてくれることが多いです。食べてみて「これ美味しいっすねー」となれば当然、掲載したいという気持ちに傾く。で、油断すると4つの掲載枠しかないコーナーに出てきた5つの商品全部味見して全部美味いっすねーとか言った後に「あっ…」と言ったきり固まることになるという。
「今号のテーマからするとこのお饅頭はないですかね」と、そのお饅頭ほおばったままで言っても(あんたそれウマイ言いながら喰ってんじゃん今…)と全然説得力に欠けるわけでして「出されたものはなんでもいただく」という生まれながらの素直さ(人によっては、単にそれを、いやしい、とも言いますが)も時と場合によっては裏目に出ることになるので、「ヒザワさんこのスペースに5つはちょっとキツくないですか?」と広告担当の方に指摘され、「…だって全部食べちゃったんだもん」などと言うわけにもいかないから苦しい説明をするという事態(※1)にならぬよう、試食には若干の注意が必要なのであります、という、読む側にとってはどうでもいい話しでした。

※1 過去に経験あり。
計3.4リットル
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日曜は1年ぶりの野球。
クライアントさんC社の野球部に、C社と仕事付き合いのあったデザイン会社にかつて僕が勤めていた頃からメンバー登録してもらってるという立場なので、もう長年充分楽しませてもらったしいい加減自社の新入社員さんとかを中心にした新たなチームにしていくべき、と思っていて、というのは表向きの理由で、本当は自分が真夏に本気で野球するには色々な意味でヤバイ感じになってるのを(泣)四十路に入って自覚しつつあったので、もう今年は公式大会での試合参加は遠慮するつもりだったのですが、チームメイトから「22日の試合、骨折が直ったばかりの者、フルイニンング出場が危険な年齢の者、肩痛持ちなどがいて心配なので是非来てくれ」とメールをもらい、相変わらずなんちゅう満身創痍なチームやねんと大笑いした後で思わず行くと返事を打ってしまったのでした。

前夜、スパイクを磨きグローブにオイル塗って仕度してる時は、スナイパー稼業を辞めた男が「フッ…もう殺しはやらぬと誓ったはずが…」とか言いながらニヒルな笑み浮かべつつライフルの手入れしてるみたいなある種の高揚があったのだけど、テレビつけて明日の予想最高気温35℃とか言われた途端にニヒルな笑みも引きつり一気にテンションが下がる。やった事ある方はおわかりだと思いますが、気温35℃だと照り返しに覆われるグラウンドの体感気温は40℃以上になります。熱中症対策に、1.9リットルの保冷水筒に氷水を満たしたのをひとつ、他にアミノバイタルウォーター0.5リットルの水筒とアクエリアスの1リットルのペットボトルを用意。加えて塩飴とかアイスノンとかをスポーツバッグに詰めていくうちになんだかこれから過酷な戦地におもむく兵士のような悲壮感が漂いはじめ、「父上様、母上様…」から始まる手紙を書いておいたほうがいいのではなかろうかとか思ってしまった。

幸いにも手入れの行き届いたグラウンドで水撒きも充分に行われ、直射日光は避けられる屋根付きのベンチ、シャワー完備のクラブハウスもあったので暑さ対策的にはことなきを得ましたが、やはりプレイにおいては「イメージの自分」と「現実の自分」との幽体離脱ぶりが激しさを増していて、セカンドを守ったんだけど、よっしゃ3バウンド目でさばけると思った二遊間のゴロに対し、イメージでは、片膝つくように滑り込み→左腕伸ばして捕球→右脚ふんばって送球、という流れになるはずが、現実には土下座するように倒れ込み→視界が地面→青空と切り替わり→相手ベンチ大喜び、という図式になりました。なにがどうなったのか自分でもわかってないのですが、非情であれなんであれ現実は現実として受け入れるべし、という悟りだけは再確認した夏の一日。
Not equal intervals
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Caplio GX100 2010 Tokyo

明らかに前回のやつのアザーカット。それを、さも一連のシリーズであるかのように見せかけようとしている苦しいタイトル……。

「コイツさては暇なお盆ウイークでネタが無えな……」と思ったあなた、
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Equal intervals
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Caplio GX100 2010 Tokyo

p.s オルセー展、リベンジしました。
オルセー美術館展
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オルセー美術館展、みなさんもう行きました?

ま、グラフィックデザイナーやってるわりには僕も正直、ポスト印象派とか言われてもそんなに特段の興味があるわけでも詳しくもないんですが、でももし例えばパリに行く機会が今後あれば、オルセーは行くと思うんですよ、かなりありがたがって。それが地下鉄で二駅のとこに向こうから来てるんですから、そりゃ行っときますか、くらいの気持ちにはなります。
こういう比較的ロングランの催しって、いつでも行ける時に行けばいいやと思ってて、気付いたら会期終わってた、のパターンが多い。オルセー美術館展も気付けば来週月曜で終わり。

なので今日、お昼に行ってきました(なんかここんとこ昼間のサボタージュが多いですね僕。……サボタージュって言うなあ)。

外苑東通りをミッドタウンの前で折れ、少し行くと…

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見えてまいりました、ガラスのうねりも美しい新国立美術館。
では、パリ気分で歩みを進めてまいりましょう…
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10th anv. Cruise Party
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昨夜、東京湾上のクルーザーに……
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