デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Players in the future
20100630a.jpg

未来の本田。

そして……
続きを読む >>
続・マイレージ、マイライフ
マイレージ・マイライフについて書いたついでに……。

自分の場合、飛行機に乗ってどこかに行くのがせいぜい年に1度か2度、というペースが長らく続いているので、搭乗マイルがたくさん溜まるわけもないし、と思い込んでいたところがあり、一応ANAとJALのマイレージクラブにはなんだか知らないうちに入ってこそいたもののほとんど意識することなく過ごしてきたのでした。けれど昨年と一昨年の休暇でスターアライアンスのエアラインに乗ったら、いわゆる格安航空券でもPEX(正規割引)というやつなのでそれなりの率でマイルが加算され、晴れて今年の正月は特典航空券で帰省できてしまったもので、ほう、それは見直してみる価値はあるなあと思いまして(現金なやつ……)。
続きを読む >>
マイレージ、マイライフ
先週の平日、ポコっと暇な時間ができたので真っ昼間からサボって品川のプリンスシネマで「マイレージ、マイライフ」を見てきました。

20100612.jpg
続きを読む >>
フォルダ名
撮影当日に画像データをもらって帰る時は、僕は予め自分のポータブルハードディスクに日付と案件名を入れた空フォルダを作っていきます。おとついみたいに複数のカメラマンにお願いするケースでは、ハードディスクを回して順にカメラマンの名前別に更にフォルダを作ってもらってデータをもらうわけですが、最初にデータをコピーするカメラマンが、たいてい気を効かせて残りの人の名前のフォルダも作ってくれます。
おとついは最初にH野カメラマンにハードを渡したんですが……
今日データ開こうとして吹いた。

20100616.jpg

たしかにN田カメラマンは185cmくらいあるし、N本カメラマンは撮影中に老眼が入ってきたことをカミングアウトしてたけど。
退屈させない人達だほんとに。
必然性もなくiPad
今日はスタジオにて撮影立ち会いディレクション。
早くも夏っぽいイメージカットがたくさん。

20100614a.jpg

もちろんiPadは持って行きました。使う用事があったということではなく単にみんなに見せびらかすために、です。

僕は、わけもなく「クライアントからメールが来てるはずだな、iPadでメールチェックでもしますか……」
「カメルーン戦は本田の1トップでいくみたいだね。いや今iPadで記事を読んだんだけどさ」
「帰る頃には雨止むかなあ。ああ止まないのか、iPadによると」
と、必然性もなくiPadを連呼し皆から見える角度でいじくっていたという。

最初のうちは、おー、見して見して、と人気だったのですが、午後くらいになると、色々やってもあんまりみんな喰いついてこなくなりました。
なんだかつまらないので、自販機でコーヒー買って、iPadをお盆にして席に戻る、というのをやってみました。

20100614b.jpg

もしコーヒーをこぼしたら…というリスクを払ってのボケだった割には、こちらが期待した程にはうけませんでした。
世の中は、僕が思ってるよりずっと冷静みたいです……。
異教のiPad
届きました。

20100613a.jpg
続きを読む >>
Before it dyes in blue
20100611.jpg
DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH.
2010 Belgium


火曜のWWDCで、てっきり新しいMac Proについてのアナウンスがあるものと思っていたんですがなんの発表もなく。まだしばらく出ないんですかね?

そんなわけで(どんなわけで?)、休暇写真でまだ引っ張る。
いろいろ届く
iPhotoの「ブック」機能で作成・オーダーしておいた先日のベルギーのフォトブックがお昼、事務所に宅急便で届く。写真ってのはこうしてプリントされ、しかも冊子に製本されてくるとMacの画面で見るのとはまた違った感慨。デジカメ買ってたくさん写真は撮ったのだけど、データはパソコンに保存してるだけ、という方、是非お試しを。

20100604a.jpg

今年は届くのが早かった。昨年なんかはオーダーしてから2週間かかったのですが、今年は4日で来た。よく見たら、昨年まではアメリカ・カリフォルニア州と思しきZIP CODEが送付ラベルに記されていたのが、今年は「綱島」というエラく身近な地名になってました……。要するにAppleジャパンがiPhotoからの各種プリントを国内でやるようになった、ということなんですかね。でも、あの「はるばる異国から届いた感」にも捨て難いものがあったのですが。

夕方、もうひとつ荷物が届く。
iPad!!

20100604b.jpg

……の、ケース。
「中身」はまだ来てないです。AppleのオンラインストアでWiFiタイプのやつ(僕の場合、イーモバイルのPocket WiFiを使ってるので)を注文したのが5月下旬。それより前は「6月7日までに」発送、と表示されてたのですが、僕が注文した時点では、発送は「6月」という、すごいザックリした表現に変わっていました。ま、明日なきゃ困るというものでもないので楽しみに待ちましょう。それまでの間は、このケースを片手に「Air iPad」で……。
CS5セミナー
昨日は青山のTEPIAへ、Too主催のCS5のセミナーに行ってきました。
いましたね、さっそくiPadでメモをとったりしてる人(笑)。

20100601.jpg

アドビの方が講師で、前半はCS5の機能紹介。Illustratorは劇的に変わったという感じではなく。ま、仕事の95%くらいはIllustrator使ってるわけで、あんまり極端に変わられても困るのですが。パース機能とか矢印ツールの進化とか、細かなブラッシュアップという感じです。
Photoshopの進化はえげつない。使い手側の意図で、というよりはPhotoshop側が色々考えてくれて処理する、というタイプの機能が増えていましたが、どちらかと言うと「あくなき気合いと根気と意地」での画像処理が多い僕としてはそれらに対して面白いなとは感じたものの、実際の仕事での実画像レベルで、いささかギミックと言えなくもないそれら新機能を使う機会がどれくらいあるかと考えると若干冷静な気持ちになります。ただ、ラフ用のカンプ画像作りには色々便利そうですね。例えば僕も拙ブログの「Candid photograph」の写真には生意気にも(C)マークと社名ロゴの著作表示を入れてますが、そういったものを消してしまうといった作業はかなり簡単になりそうで、と、いうことはですね(以下自粛)……。

後半は「クロスメディアに対応したコンテンツをつくるワークフロー」というタイトルの話しで、要するにスマートフォンやらiPadやらという時代でデザインの作り方はどうしましょうか、という話しで、僕はこっちが聞きたくて出掛けて行ったわけですが、なにせ講師がアドビ社の方ですから、案の定、少し歯切れが悪かったような。実際「えー、Android携帯ですとか、様々な電子デバイスが…」みたいな表現をしてて、iPhone、iPadという単語は使われなかった。iPhone、iPadのFLASH非対応というのは、きっとアドビの皆さんとしてはコーヒー吹き出しながら椅子から滑り落ちるようなニュースだったでしょうね、勝手な想像ですが。
CS5のIn Designで、かなり動的なコンテンツが作れることはわかりました(工夫次第では相当使えそうですね。僕の今のスキルで充分こなせそうですし。あれならちょっとしたWEBコンテンツやイベント会場でのプロモーションコンテンツとかに使える気がする)。が、アドビとしては結局それをswf形式に書き出すというのを基本前提としていたっぽい。ぽい、というかきっとそうだったのでしょう。それがここにきてFLASHコンテンツの、演題でもあったクロスメディア対応という根幹部分にちょっと怪しさが出てきた、というのが現状なのでしょうかね。もちろんepubとかpdfに仕立てる分には問題ないのだろうけど、それだとせっかくのIn Designの動的要素がどこまで生かせるのか? Xcode、という言葉も出てきたけど(なんだかどさくさ紛れに、と感じたのは僕だけかな?)、あくまでもデザイナーには「コード」という単語を意識させないのがアドビ製品だと(これまた勝手な想像ですが)思うわけで、最後まで話しを聞いてみて、結局、実際、いかなるワークフローがデファクトスタンダードになるのか、我々もアドビ社もそしてアップル社もまだ模索中、というのが実情なんだろうな、と勝手に想像した次第です。なんだか勝手な想像ばっかりですが。
ただなにしろ、iPadみたいなデバイス(それがもたらす世界の予想図を今の時点で明確に描くのは確かに難しいですが)は、少なくとも僕らの作る広告物の閲覧場所として一定の比率は形作るでしょうから、どんな作り方をしたら面白いのかなあと常に意識を持っておくことは必要かなと。とりあえずはやっぱり「あくなき気合いと根気と意地」だな、と、わかってんだかわかってないんだかわからない結論を胸に帰途に着くアタクシでした。