デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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From lobby

DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH. 2010 Tokyo

オフィスのビルの2階ロビーより。毎年この季節、自販機にコーヒー買いに降りてくる度に、間近にこんな桜が見えることに驚く。
タイトル
blogを拝見してるといつも忙しそうなので、いつ訪問を打診すればいいかタイミングに迷いました……と、先日来社した八木さんにも言われました。他にも何度かそのような感想をいただいたことがあります。そんな事ないですよヒマな時はヒマですよとお答えしてるのですが、確かに自分で読んでみてもそんなふうに感じさすようになってますわね……。
これが仕事系blog(そんな呼称ありやなしや?)の難しいとこで、要するにblogというのは「何か(ネタが)あった時」に書くわけで、何事も無かった日に本日は何事もありませんでしたとは、わざわざ記さないから、blog見ると何かあった日ばっかりが凝縮されて連続してるので、常にバタバタバタバタ、まさに「七転八倒」してますなあと感じるわけです。

……どうでもいいけど「七転八倒」ってどうなのそのタイトル、と、この前、突如として思ったんです。
始めた時はどうせこんなの誰も読まないだろうと思っていたから語呂のよさだけで深く考えずにつけてしまったタイトルで、ただ「アートディレクター」の文字は入れておかないと内容的に何屋のblogだかきっとわからなくなるぞという予感は始める前からあったのでそこは残すとしても、一応公式HPからリンクさせてるわけだし、あんまりおちゃらけた印象だけ持たれても困るし、だいいち七転八倒ってなんか悲しいし、もっとこう、いけてる感じのタイトルにしてもいいのではないか、と思ったんです、なぜだか突如として。

ちょっとつらつらと案出ししてみますかね、新タイトル。

『アートディレクター七難八苦』

『アートディレクター九死に一生』

『アートディレクター デッド・オア・アライブ』

なおさら悲壮になってきた。
そもそもにして、どうしてそんな「死にそうな感じ」に方向性が偏るのだ?

明るいのがいいです。

『気分はサーモンピンク♪』

『ヒザワちゃんの今日もウキウキ』

きもちわるいです。
もっと格式を感じられるようなのにしましょう。

『アートディレクター本日も終電なり』

『アートディレクター夜更けの遠吠え』

『暁(あかつき)にユンケルを』

やっぱり死にそうな路線になるんだな自分で考えると。

なにか良い案を思い付いたらメールでもしてください。案を応募された方から抽選で1名様に「ドーナツプラントの『ドーナツ1個プレゼント券』」を差し上げます。当選者の発表は賞品の発送をもって換えさせていただきます。


汗顔の至りと沼の入口
一昨日に、一度お話を、とお電話下さっていたフォトグラファー八木 規仁氏が、昨日オフィスを訪ねてくださる。
ニューヨークで10年に渡り広告写真の世界で活躍され、おととしより東京での活動も始めたとのこと、ブックの見応えは凄かったです。今年1月のコマフォトの表紙も八木氏の作品でした。同世代だったので、広告の世界の話しのネタには共通のものがあり話し込んでしまいました。有り難うございました。

(追記:ご本人の承諾を得てイニシャルではなくお名前で表記させていただきました)



「ところでウチの事は何で知ったんですか?」と聞くと「ブログ拝見しまして。私もGX200を持ってるんですよ。そう言えばどうですかGF1のほうは?」。
は、恥ずかしい……。最近はもうすっかり図々しく素人写真をアップしてるものだから、プロのカメラマンに見られるのは光栄であると同時に顔からファイヤー、です。例えばですよ、アマチュアゴルファーが自分のスイング写真をすっかり悦に入った感じで自身のブログに載せることはありましょう。けどそれを石川遼に見られるとなると、ひえーってなもんでしょう。そんな気持ち。

と、言いつつ……



注文しておいたGF1用の標準ズームレンズが本日届く。
迷ったんですけどね。来月オリンパスからマイクロフォーサーズ規格の広角ズームが出るのでそれを買おうを思っていたのだけど、よく調べるとパナソニックの製品ロードマップに14mm(換算28mm)F2.5のパンケーキレンズがあって、年内に発売されるらしい。たぶん間違いなくそれGF1に「つけっぱなし」の1本になるのではと思われ、そうなると高価なオリの広角を買っても出番が少なくなって勿体ないことになりそうだし、だとすると明るい単焦点ふたつを補う普段使いのズームは安価で評判のいい標準のやつでいいか、と。
なんて言いつつ、これがもしかして世に言う「沼」の入り口なのでしょうか(汗)。
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DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH. 2010 Yokohama

先週のCP+の帰途で。少し慣れてきたかな、換算40mm。
デッサンで培う
一昨日、グラスの写真をアップしながら思ったのですが……。
もともと、昔からこうしたガラスとか、クロームシルバーなどの質感ってのが妙に好きでした。
スーパーマーケットなんかで、飾り気の無い陳列棚に均一のデザインのグラスがダーっと並んでるようなところに行くと何故か胸が高鳴るという変な性癖?があります。
思うに、ガラスもシルバーも、二次元再現が難しく(つまり、それを絵に描くのが難しいという意味です)、反面、ニュアンスを上手く描けた時はえらくカッコよくなるということを知っているので、ある種の挑戦欲みたいなものがわいてくるからではなかろうかと自分なりに分析しています。

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Last Friday

DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH. 2010 Tokyo

一番手前のグラスの下部のエッジにピントを合わせ、奥にむけてふぁーっとボケる……そんなオシャレなのを撮るつもりで、現に先週末にこれを撮った時は意図通りに撮れたと思っていたんですが……なんかズレてましたねピントが。無念なり。
でも暗い店内でも画質が荒れることもなくこれくらいボケの効いたのが撮れるってのはいいですね。
CP+


パシフィコ横浜へ、今日が最終日のカメラと写真映像のイベント「CP+」を見に。
カメラメーカー各社のブースでは特定機種にフォーカスした色んなプロカメラマンのトークセミナーが聞けたりする。事前にタイムスケジュールを調べておいたので、到着後1時間半の間に30分刻みで効率的に、安達ロベルト氏(RICOH GRD)、塙真一氏(Panasonic GF1)、飯塚達央氏(RICOH GXR)の話しを聞くことができました。
GX100とGF1を持つ僕にとってはありがたい機会。安達さんは「今日は最終日だし特別に…」と、マイセッティングの数値を教えてくれる。客席に、同じセッティングにすれば安達氏と同じような写真が撮れるに違いないと慌ててその数値をメモして喜んでる単純な奴が約一名。はい、僕です。

僕的には目的を絞って出かけたのでよかったですが、イベント全体としては、主催側、出展メーカー側が、誰に何を感じ取って欲しくこれをやっているのかが伝わってこない部分もあったような。
ま、想像してた通り来場客の5割くらいは、あんたたちはなにしに来たのと突っ込みのひとつも入れたくなるほどにコンパニオンさんばっかり撮ってる奴らで(どうでもいいですが凄い機材で武装したそのテの猛者に囲まれてるコンパニオンさんを見てると「モデルになってる」というより「餌食になってる」と表現したほうがよさそうなある種オソロシイ風景ですねあれは)、でもそういう層がマーケットの一定部分を構成してるのは確かだから、それが主催側の意図を不鮮明にさせてしまっているという部分もあるのかもしれないですけどね。でも例えばマイクロフォーサーズやミラーレスの陣営だったら、新たな層、新たなスタイルを創出しようとしてるわけでしょう。事実街を歩いてると、PENやGF1を皮製のストラップで斜めがけにしたオシャレなカメラ女子をたくさん見かけるようになったけど、そういう子たちが来ても楽しめるような雰囲気づくりは少なくともなされていなかったのは、ちょっと気になるところでした(いずれにしてもメーカーから来ている社員の方々はゲストスピーカーにお任せにしてないで、もっと溌剌としてなくっちゃ)。B to Cのこうしたイベントは、確かに難しいとは思いますけどね……。
御礼およびMac Proテスト


お祝いのお花、メール、このブログへの書き込み等、たくさん頂戴しました。どうもありがとうございます。
たくさんの方々の支えあってのニールマーチンデザインオフィスなんだなあと改めて思い噛み締めるアタクシでございます。
えー、お祝いの品に関しては引き続き年中無休で受け付けております。つつしみ深いことだけが取り柄の僕、それゆえに人様のご厚意を拒むことなど決してできません。ポルシェの2シーターのやつとか、エールフランス航空でゆくパリの旅7泊8日とか、新しいMac ProにCS4を添えて、とかがいいです。ロレックスなど買わないもんと殊勝なことを書きましたが、人様からいただくぶんにはきっと断れないんだろうなあ。ああ、もっと図々しい性格に生まれればよかったです。

……無数の怒声が聞こえる気がするのですがきっと幻聴でしょう。

万一どこからもMac ProとCS4が届かないという可能性に備え(たいがいにせーよこの男はほんとに…)、今日、Tooのショールームに出掛けて見てきました。CS2で作ったフォント生きのサンプルデータを持って行って字詰めにエラーが出ないか等々、色々テストさせてもらいました。ぼちぼちG5もメイン機の座から退く時期が近づいてきたみたいですね。うーん、今考えると前回の買い替え時、既にintel搭載機が出ていたのにclassic環境を保持するためにとG5の最終型を買った判断はどうだったのか? 人間、道具が替わったらそっちでどうにかするものであって、実際、classic環境なんて数えるくらいしか使ってないんですよね。やはりこのテのものは、その時点で一番新しいやつを買うに限るってことですね。
あとは今回どのタイミングで買い替えるか……。現状CS2なので、今夏にもリリースが噂されるCS5までであればアップグレードが可能ですからそこを待ってもいいだろうけど、結局、もう少ししたら新型が…というのもこれまた永遠に続く話しですしね。普段フォントが生きた状態のイラレデータでやりとりしてる印刷会社さん等との互換の確認がとれたら、踏み切ろうかな。
10年、ありがとうございます。
5年ぶりに、ちょっと真面目に。

10年前の2000年3月6日、僕は32歳で、渋谷の法務局の中で、やれ何番の窓口で幾らの収入印紙を買ってここに貼ったら次は何番の窓口に、と、要領もわからぬままひとりで右往左往していた。それは客観的に見れば全体の雰囲気として運転免許の更新とさして変わらぬ行動で、いくつかの窓口を行ったり来たりした挙げ句に有限会社ニールマーチンデザインオフィスの登記が完了した時も、くす玉が割れるでもファンファーレが鳴るでも上戸彩が花束を手渡してくれるでもなかった。

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Waiting

DMC-GF1 / G 20mm F1.7 ASPH. 2010 Tokyo

打ち合わせや喫緊のラフ提出も一段落し、ココロ穏やかに仕事するここ数日。

「対象機種購者キャンペーン版」というやつで、デジカメのRAWデータ現像ソフトのLightroomを安く入手できたのですが、まだイマイチ使いこなせておらず……。カラーの色温度調整などはなるほど凄いなと思うものの、GF1のモノクロに関して言えば、RAWよりもjpegのほうが艶感のある好みの絵になるような(ちなみに今日の一枚もjpeg撮ったまま)。ま、きっと使っていくうちにLightroomの面白味がわかってくるのだろうと思います。……って、僕がそんなにRAW現像のエキスパート目指してどうしますの、という気もしますが^^;