デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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3hours to 2009
自宅マンションのベランダから大晦日の夕暮れの街並をぼけーっと眺める。空がいい感じの茜色に染まって綺麗だったもんでGX100で写そうと、カバンから取り出してミニ三脚付けて設定いじくって…とかやってるうちに真っ暗に……。



単なる夜景じゃないですか。
今日は部屋から出ずのんびりです。今年一年、皆様お世話になりました。新年にはニールマーチンデザインオフィスも10年目に突入ということになります。景気の良い話しのあまり聞かれないこの10年でしたし、特に今年はなんだか厳しい話題が多い中にあって、忙しく、楽しく仕事させていただけている事をホントに有り難く思っています。心で思って口には出さない慎み深いアタクシです。
元旦から二日間帰省して、5日よりお仕事の予定です。皆様良いお年を。
歳末特別警戒ランチ
土曜、永田町某店に友達と集い忘年ランチ。クルマで行く。金曜までで年内提出マストの仕事は片付けた開放感もあったし、天気も良かったし交通量少ないしでドライブが快適。わはははははははと邪悪に笑いながら都心を走る。総理官邸や内閣府のあるあたりを通ると、歳末とあって警備の人が大勢。お疲れ様です。目的のビルの駐車場にクルマ入れようとしたら、そこにも警備員さんが二人いました。
「お客様すみません、歳末特別警戒で、おクルマ調べさせていただいてるんでご協力お願いできますか」
「はい構いませんよ」
「じゃクルマの下を見させてもらいます」棒の先に鏡が付いたやつで、車底を調べてる。
「あとトランクの中も調べさせていただきたいんですが」
「はいはい」とトランクオープンのボタンを押す。
警備員さんが、んっ?という顔になる。草野球をやるしバッティングセンターにもたまに行くし、僕のアルファ君のトランクには常時、金属バットが積んであるんですね。
警備員さんが金属バットを持ってリアウインドー越しに聞いてきた、「これは、なにするために積んでらっしゃるんですか?」
しばし答えに詰まった。「………野球を、するためです」
そりゃそうでしょうが。なんちゅう質問ですか。
いや仮に僕がその筋の武闘派の者だったにせよですよ、そんな聞き方されて「おう、それはなあ、あとで國風会の事務所乗り込んでひと暴れする予定じゃけんのう」と正直に答えるワケないじゃないですか。あの警備員さん、もしトランクから機関銃が出てきたら「これは、誰を撃つために積んでらっしゃるんですか?」とか聞くんじゃないでしょうねと懸念しつつお店へ。





石釜ピッツァ、うまー。
夜に、お酒飲みながらワイワイってのも楽しいけど、たまにゃ優雅なランチってのもいいですねー。こんなにゆっくり昼飯食べたのはいつ以来だろう。シアワセ。
昨晩は、某百貨店広告制作に携わるデザイナー、カメラマン、スタイリスト、スタジオさん、制作会社さん等16名が集まって忘年会。渋谷で鍋。昨年、同じ集まりでスッポン鍋だった流れから言って、今年は鍋のフタ開けたらワニか何か出てくるのではなかろうかと危惧していたんですが、普通に美味しいモツ鍋でございました。



二次会でカラオケ。えー、昨夜はそこそこ幅広い年代が集まっていたわけですが、うーむ、なるほどねえ……、○○○が※※※ていても全く意に介さないようになってしまうと堂々たる「△△△」ということになってしまうんですなあ。
伏せ字が多くてなんのこっちゃ判らんですねすいません。「△△△」の部分だけでも明かせればいいんでしょうけど、でもこのブログ読んでるみたいなんですよあのオヤジたち。あ、言ってしもた。
モノヅクリ
午前、某百貨店の広告制作室で、お正月媒体の「読み合わせ」なる確認作業を行い、事務所に戻って元データの修正を終える。まだいくつかの仕事は動いていますが、気持ち的にはだいぶ落ち着きました。ここ3週間ほどはなんだかかなり頑張って働いてたわけですが、そんな中で提出した企画やデザインは御陰さまでいいレスポンスが返ってきていて、頑張った甲斐があったなーという感じです。日曜の夕方にTVで、「エプソンスペシャル・地球の歩き方」という、カメラマンがポルトガルを旅してその色彩を撮る、みたいな内容の番組をやってて面白かったので思わず喰い付いて観てしまい、放送後に吉村サンというそのカメラマンをネットで検索してみたらブログがあり(僕と同い年の方でした)、何日分か遡って読んでたら、やっぱり毎日忙しそうに(デジタル化以降カメラマンさんは画像処理があるからみんな遅くまで働いてるんですよね)してらして、うわー大変そうと思ってたらある日の記述にこんなのがありました。

『どんなに慌ただしくても、やっぱり自分は恵まれているな、と感じるのは、常に物作りの現場にいる、ということです。だから忙しさがちっとも苦にならない。逆に楽しいです。』

エエ事おっしゃる! ……いや僕の場合、ちっとも苦にならない、と言えるようなレベルには達しちゃおりませんでブーブー言ったり夜中に満月に向かって遠吠えしたりしてますが、結局少々ヘビーな局面であってもそれをありがたく思えるのは、好きな物作りをさせてもらえてるからなんだろうなあと思います。ありがたや。
ということで、まだまだ気を抜いたらいけません、今日ももうひと頑張り。何かお夜食を、と思い、ここんとこまたコンビニのものとかで食事済ませてしまうことが多かったので、多少は気持ちにゆとりのある今日くらいは何か美味しいモン買ってこようかと、ガーデンプレイスの三越食品売場までお散歩。



恒例のバカラのイルミネーション、ビューリフォー。これを撮りたくて、コートのポケットにはGX100と、今日の読み合わせの待ち時間にビックカメラで買った高さ15cmくらいのオモチャ三脚を忍ばせて行ったのです。



使えますねトイ三脚。
しかしなあ、ミニ三脚とはいえ常時持ち歩いてはいられないだろうし、日常のスナップでまだ手ぶれ率が高いことを考えると、ここはやはり、何者にも頼らずオノレのボディーを三脚と化してブレない写真を撮る技術を会得する必要があるのではなかろうか。アタクシとて日本男児の端くれ、鍛錬すれば、わずかコンマ何秒かの間くらい、無念無想の境地で「オードリーの右側の奴」くらいの悠然たる無表情のまま微動だにせずシャッター切るくらいできるはずだ。やってみよう。オモチャ三脚外し、腹の前でカメラ構え、腹筋に力を込め、呼吸を止めて……



ワレなめとんのかい。
無理ですね。やっぱり三脚でも手すりでもベンチでも地面でも、使えるものは何でも使うほうがいい写真が撮れると思います、はい。
ホームページ出来ました。
遅ればせながら独自ドメインのホームページを用意しました。
今の事務所を開いてすぐの頃、ぼちぼち何らかの形で自社サイトも作らなくてはと思っていた時期に、クリエーターズ・チャネルさんからお声がけいただき、クリエーターズ・チャネル内のマイページという形で作ったホームページをとりあえず暫定的な自社サイトにし、ま、それが結構使い勝手が良かったこともあって長年そのまんまできてしまったワケですが、クリエーターズ・チャネルも10月にデザインチャンネルという新しいポータルにリニューアル・統合することになり、従来のマイページは11月いっぱいで使用できなくなる旨のアナウンスがあり(今日現在、まだ使えてるみたいですけどね……)、ならばこの機会に、ということで作りました。



http://www.neelmartin.com/
あれこれ考えてたんですが結局もの凄くシンプルな造りになりました(^ ^)。
ま、後からでも好きなだけいじれるのがwebの面白いところだし、紹介作品なんかも(以前に会社案内用に画像にしてデータベース化してあったやつのほうがつい使いやすかったもので、結果、若干旧作が多くなっている感もありますんで)逐次入れ替えていこうと思っています。
あ、ひと月ほど前に書いた「新アプリ」というのは、ホームページ作成用のやつでして。見る人が見れば「あ、○i○○で作ったなコレ」と一発でバレそう(汗)。

ま、日々の発信という意味ではブログのほうが明らかにメインになってますので(いいのか悪いのか。でもデザイナーやフォトグラファーでブログ持ってる方って、たいがいそんな感じになってますよね)、皆様におかれましては引き続きこちらでよろしくお願いします。クリエーターズ・チャネルの日記時代はアクセス数とかは判らなかったし、今でもアクセス数を増やそうという発想のないままにやってるんですが、それでもJUGEMに移行してからの1年半の間だけで5万を超えるアクセスがあったみたいで軽くびびっておりますが、今後ともよろしくよろしく。
STABILO社のペン軸、NIKKOのGペン。


ドイツSTABILO社のペン軸「swano4350」(尻側を短くカットし、ラバーグリップを装着したヒザワ・スペシャル(?))と、NIKKOのペン先(Gペン。ゼブラ派主流の中で僕は浮気せず)。
ペン先はたまーに交換しながら、学生の時から使ってます。いや、実際もうほとんど使ってないんですけどねデザインにMac使うようになってからは。けど1年に一度くらい必要に迫られて使う機会があり、めんどくさいなとか思いつつ引き出しの奥から取り出して使ってみると、やっぱりなんとも良いモノですねこれは。
Macに慣れた身には、いちいちインク壷にちょんちょんとペン先を浸さねばならないその非効率さに、かえってどこか文化度を感じるような気がします。なんちって。
「ウオーターポンプ」と「クオーターパウンダー」
先週は結局なんやかやで毎日明け方まで仕事してました。うー、タクシー代がかさむ。師走とはよく言ったものでなんか慌ただしいんですよねやっぱり。
日曜はゆっくり休んでから、チェッカーモータースに車検を終えたアルファ君を取りに。





3度目の車検。ってことは気付くと7年になるんですねーこの147も。故障知らずでイタ車とは思えないほどの優等生ですが、ぼちぼち主要な部品が経年交換の時期。タイミングベルト廻りも換えるとこになり、一緒に換えることになるウオーターポンプってのが結構高い。痛いけどそこが壊れるとエライ事になるんでしゃあないです。その他もろもろで作業明細書の項目数が前回の車検の倍くらいになってる。あれですね、納車当時は、どこかこう「六本木のキャバ嬢」的な、完全無欠、みたいなオーラを発していて、運転するにしてもどこかこっちに緊張を強いるようなとこのあったこの147ですが、7年経ちこうしてあちこち交換したり細かい擦り傷なんかも多数ある今やすっかり「三軒茶屋のスナックのママ」くらいの、なごんだ空気を発するようになってきた感じがします。

チェッカーモータースに向かう途中、最寄り駅のマクドナルドで、例のクオーターパウンダーってやつを食べてみたんですよ。ま、試しに一度、と思って。



すみません、どこからどう食べても単なるマクドナルドの味なんですけど。
美味しいですよ、美味しいんですけど要するにマクドナルドの味なんですけど。
これであの値段は、ないなあ。
ちょっとプレミアムなバーガーが食べたきゃフレッシュネスバーガーとか選択肢はあるんだし。少し前に、マックで深く考えずに「ハンバーガーとマックポークとコーヒー」を頼んだらどれも100円マックに該当していて全部で300円だったんだけど(本当はそうと知っていて頼んだんです、はい)、マックには、そんな感じでいい意味でジャンクフードの帝王でいてほしい。そうでなくてもその後「ウオーターポンプ」で大きな出費をすることになるのだから似たような語感の「クオーターパウンダー」まで高いのは嫌です。
リアリティーのススメ


(写真は昨夜、事務所前にて。本文とは何の関係もござんせん)

なんだかまた妙に慌ただしいここ数日です。
昨日はニールマーチン社の法人税や消費税を納めてきました。電子納税というやつにしようかと毎度思いつつ、法人関係の納税なんて年に数度のことだしいっか、と開始手続きをしないまま。そうなるとこのテの支払いは通常のネットバンクやATM振込ではできないので、結局ATMに並んで現金をおろし、そのまま郵便局に移動して支払い(もちろん銀行の窓口で支払えばひと手間で済むのですが、窓口の待ち時間が半端ないので比較的空いている郵便局に移動するのです)ということになります。忙しい中でこういう手間はもったいないなあ、非生産的な時間だよなあと毎度思うのですが、反面、こうして現金を納める、という行為で、納税者としてのしかるべき意識──働きに対してこの税額は高いんだろうか、あるいはもしかしたら安いんだろうかとか、これがどんなふうに使われるのがいいことなのかとか、仕事していく上で納税という義務あるいは貢献を働き手として、あるいは経営者としてどう考えるか、とか──を、去り行くお札(涙)見つめながらリアルに考えるというのも大事なのかなあとも思います。日本に総じて足りないのはこのリアリティーじゃないのかな? キャッシュを(うちなんて個人でやってるちっこい会社ですが、それでも自身の日常ではなかなかお目にかからないような厚みのお札になります)乗せたトレーを郵便局のお姉さんがお預かりしまあすとか言いながら窓口の向こうに引っ込めようとする時なんか、思わずわぁっと声出してトレーつかんじゃいそうになりますもんね(笑)。この感覚って天引きだとあんまりわからない。
ま、物理的に言って全サラリーマンの税金の天引きやめて各自で現金払いなんて無理なことでしょうけど、試しに一度やってみたら面白いと思いますよ。もう銀行窓口が満ち溢れる怨念で修羅場になりそう(笑)。