東松山市の洋菓子店と大泉学園の和菓子店を訪ね、製菓専門学校のDM用の撮影立ち会い。OB訪問ってやつですね。午前の洋菓子店は東武東上線で池袋から小一時間。のどかな環境の可愛らしいお店。12時過ぎに撮影と取材を終え、せっかくだからとお店オススメのケーキと紅茶をテラス席でいただく。激ウマ。
午後3時からの和菓子店撮影に向けてカメラマンO氏のレガシーに、僕、プロデューサー氏、学校の入学課の方も乗せてもらって4人で移動。
和菓子店の数キロ手前で「MAR-DE NAPOLI(マルデナポリ)」という雰囲気良さげなイタリアンレストランを発見。ここいい感じですね、内装も外装もオシャレですねと4人で口々に絶賛した後、よし、いったん訪問先の場所を確認したらここに引き返して昼食にしましょうよと決める。
和菓子店を確認したのが2時10分。…微妙な時間。
「あの店まで戻って食事してたら3時に間に合わなくなりますかね」
「あそこ行きたいですけどねえ。ま、そこのジョナサンでもいいんじゃないですか」
「しかたないですね、そうしましょうか」
「そうですね」
そこは4人とも皆、社会人であります。判断力というものがあります。
と、いうことでお店通り過ぎてすぐのジョナサンに向け車を進める。
「……いい感じでしたけどね『マルデナポリ』ね」
「行きたかったですね。でもまあね、時間遅れたらまずいですしね」
「ですね。いいですよジョナサンで」
「そうですね」
そこは4人とも皆、社会人であります。分別というものがあります。
レガシーが、ジョナサンの前に到達。
「『マルデナポリ』、良さそうでしたよねえ」
「ですよねえ…」
レガシーが停止する。
もはや4人の心はひとつでした。
「行っちゃいましょうよ『マルデナポリ』」
「そうしましょう。間に合うでしょなんとか」
「ま、遅れたら車が渋滞してたってことにして」
「そうですそうです」
とても社会人4名の会話とは思えない。
ということでMAR-DE NAPOLIにてパスタとピッツァ(お客さんピザじゃなくてピッツァです!)とサラダで優雅にランチ。いずれもこれまた激ウマでした。
往々にして、ロケ先でのプライオリティー1位はヒルメシだったりするのです。