デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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石川遼の、約2倍


群馬の「サンコー72 C.C」で催されたF社のゴルフコンペにお邪魔させていただいて今年初ラウンド。いっこうに上達しないワタクシメに毎度お声がけいただき感謝感謝感謝。このコースは昨年も同社のコンペで来ました。いいコースです。プレイヤー前泊の場合コース内の立派なホテルに格安で泊まれるということもあって土曜のうちに現地に入り、F社の面々のうち3名が同じく前乗りしてきたので一緒にご飯を食べ、その後ナイター照明のついたショートコースで軽くアイアンの感触を確かめ……の、つもりがショートゲームが思いのほか面白くてみっちり18ホール。いい感じにへたばって、ホテルの部屋で皆で「タイタニック・後編」の再放送見ながらビール飲んでくっちゃべって、寝る。で本日本番。総勢27名、7パーティー。
実はですね、前夜のショートゲームで僕はアイアンの調子がそこそこ良かったんです。という事ですので今日はいつもみたいな大叩きはしないだろうと今日のスタート前には思ってました。今日の俺いつもの俺ではない……。

いつもの僕でした。

石川遼選手がプロデビュー戦の「G-ONEオープン」で、初日に67をマークしたそうです。凄いですね。えー本日のワタクシの場合ホールアウトまでにその2倍に迫る打数を……。



帰途の関越で、アルファ君の通算距離計が20000kmに。6年以上乗ってて2万。週末に「ジャスコ」に買い物行くのに乗るだけの主婦か僕は。いやへたすりゃ並みの主婦より少ない走行距離ではなかろうか? ガソリン高騰で大騒ぎになってるけど給油が数カ月に一度だからあんまし実感しないのよねー。このクルマ、ニールマーチン社の法人名義で買ったんだけど保険料を考えると失敗したかな? 最近よるある個人向け損保の「走った分だけ保険」みたいなやつにすればうんと安くなってるかも?
ふと新生活の気分を


今日は早起きしてマンションを出て、いつもの出勤時とは逆の方向に歩く。僕の部屋、不動産屋さん曰く2駅利用可能、ということなんですが、徒歩15分圏内まで範囲を広げてやれば2駅どころか4つの駅に歩いていける。そのうちのひとつは引っ越して来た直後に一度行ってみただけで、もうその後何年も利用していなかった。ま、単にその路線に用が無かったってだけですけど。
今朝の立ち寄り先に行くにはその駅が便利だったもんでもの凄く久しぶりにブラブラ歩いて行ってみました。
いやあ新鮮なもんですね。自分の住まいの近所にこんな風景もあったのかいという感じ。その路線は車両編成もホームも短くて、ほんとに「住宅地の中」という感じの風景の中を走る。途中とある駅なんかでは先頭車両がホームからはみ出すもんで「次の駅では先頭車両からは降りられません〜」とアナウンスが入ったりする。

北海道から出て来て東京で暮らすようになって日常風景の中で一番不思議な感覚だったのが、住宅地の中を、民家のすぐ裏を『汽車』が走ってる、というこの光景。西武線や小田急線ですらそう思ってました。ええ、なんせ向こうでは『汽車』と言ったら広大な草原の中を悠々と走るものであって、家々などは遠くに豆粒のように見えるもの、という感覚なので、今日乗った東急線みたいに民家の裏窓に干された洗濯物がパフっと車両に当たるんじゃなかろうかというような距離感で電車が走る、というのはなんとも不思議な気がしたものでした。
そんなコトを思い出すのも、朝の時間帯に目新しい風景の中を歩き普段乗らない路線の電車に乗ってみたから、なんとなく引っ越し直後の新鮮な気持ちみたいになったからなんでしょうかね。それとも3月末というこの季節が、自然とそういうコトに想い馳せるさせるのかも。そう言えば昨日マンションのポストに、更新の案内が届いていたっけ。
夜桜に、グレ……ん?


午前2時、デジカメ持って表に出て、街路樹の夜桜越しにただ1カ所明かりの灯った自分のオフィスの写真を撮り、ひとり仕事に励むその哀愁をブログにしたためようと思ってさっき数行書いたんですが、、、自分の文章見てなんとなく既視感。
ホームページのDiaryをさかのぼってみたら、ああ、やっぱり。去年の春にもおんなじネタ書いてた……。
だってホームページのDiaryまで入れたら6年以上書いてんですもん、そらたまにゃネタもかぶるって。そんな責めんなよー。あの中島らもさんだって何度も同じネタ書いて、しかもそれが出版されてから自分で気付いたりしてるんだからさ。それともあなたはアレか? あなたのおじいさんが硫黄島で米軍と戦った話しを始めた時に「おじいちゃんその話しは何度も聞きました」と冷たくさえぎっておじいさんを悲しませるんですか? そんな時は興味深そうな眼差しでウンウンうなずきながら聞いてあげるのが優しさってもんでしょうが。それが愛ってもんでしょうが! 松本人志の「すべらない話」だってそうでしょう? あれだって聞いたことあるネタであっても、千原ジュニアあたりが「…ほう……フンフン……それで?……あははマジすか?」と絶妙な合いの手を入れることで完成度が高まるという、言わば鑑賞する側の力量に負う部分が大きいわけでしょうが。「芸事」ってのはそうやって磨かれていくんでしょうが!

話しがどこに向かおうとしているのか見えなくなってきました。
よくわからないままに、今宵はこれにて。
アメリカン・ギャングスター【少しネタバレ】
【ちょっとネタバレ】

TSUTAYAでDVDやビデオを借りて観て「ああ、これは劇場で観ておくべきだったなあ」と後悔する映画ってのがありますよね。「アメリカン・ギャングスター」という映画、これはもう予告編の雰囲気的にはモロにストライクだったもんで、DVDで観たら後悔する、絶対劇場で観ようと思っていました。けど公開以来間断なく忙しくってなかなか行けず、今日、やっとまっとうな時間に仕事を終えたのでチャンスとばかりにTOHOシネマズ六本木ヒルズのサイトで上映時間をチェックする。たしかスクリーンNo.3でやってたはずだ……。



気付かないうちに2月1日の公開から1ヶ月半以上経ってたんですねえ。とっくに上映終わってました。TOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーンNo.3では今は「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」を上映してるそうです。



しようがないなあ、じゃドラえもんでも…って誰が行くかい。あちゃー見損なったかと思いながらネットで調べたら、有楽町スバル座でまだやってる! 観てきました。思っていたのとは少し違う雰囲気でしたが、映画観たどー、という充実感は味わえましたね。男vs男の激突、みたいな血の気の多い話しではなくて、40年前のニューヨークと、そこに生きる人間を粛々と---でも街に対しても人に対しても敬意と愛情を持って---描いたような感じの作品でした。イヤー・オブ・ザ・ドラゴンみたいにピリピリした感じでもなく、ヒートみたいに男同士が「交錯」するわけでもないのだけど、しっかりした重量感みたいなのが残る。デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの力量なんでしょうか。好きですねーこういうの。
男同士が「交錯」するわけではない、と書きましたでしょう。実際終盤になるまで、デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウは顔を合わすことはないんですね。でも予告編ではラッセル・クロウが「お前の頭に銃弾をぶち込んでやる」って言ってたじゃないですか。



僕はこれを観て「男同士の激突」路線をイメージしてたわけです。いやー騙されましたね予告編屋さんに。ま、こうやって短いシーンを「劇中とは違う意味にして」つなげて予告編を仕立てる、というのはよくあるパターンですけどこれにはしてやられました。実際に映画の中でこのシーンが出て来た時は僕イスから落ちそうになりましたもん。なんぼなんでも反則ですよあれは。
うんまあ、面白かったからいいけど。久々に正統派のアメリカ映画でしたね。
コピーも愉し。
先週末までで、そこそこボリュームのある(僕としてはね)冊子もののパンフレットの仕事をひとつ、無事納めた。今回はコピーを全部、僕が書いた。ま、書いたと言っても7割くらいはインタビューを要約してテキストに起こしたものであって、あーでもないこーでもない言いながら書いたいわゆるコピー文案は残りの3割くらい。もちろん普通であればコピーライターさんにお願いする分量なのだけど、今回の案件は撮影を兼ねた取材がやたら多く(ええ、先月上旬に連日のように行ってた例のアレですわ)、その全部にライターさんにご同行願えるような予算の捻出が難しかったんですね(と、なるとそもそものマネジメントに問題があったってコトになりますわな)。



グラフィックデザイナーの僕ですけど、僕の書いた広告文案は実は結構世に出ています。稀にあったのが、ラフデザインにはめ込んでおいたコピーがそのまま採用になってしまったというパターンですね。実はこれはそんなに不思議な現象ではなく、発案の段階でビジュアルと言葉がセットになって浮かんで来る事は多いですから、自ずそのコピーは自分のデザインを最も雄弁に物語る事になる。次に、こうしてたまにコピーを書いてるのを知っている馴染みのクライアントさんに「書いちゃって」と依頼されてしまうパターン。……それでコピーライト料金をちゃんといただけるってんならやぶさかでないんだけど、単に外注するよか安く済むでしょ的な思惑が思いっきり見えたりするもので、さりげなーくその旨言ってみると、クライアントさん、しばし言葉に窮した後やおら満面の笑みで「いやぁわたしヒザワさんの文章が好きでねえ」とか急にさん付けで呼んできやがったりして。でもそんな感じで以前、自動車雑誌「Cada」に載せたイタ車輸入販売会社のシリーズ広告のために書いたコピーは、アルファロメオへの愛情も手伝ったせいか我ながらいい文章だったと思う。デザインもスパっと潔いのができたし、実際、評判良かったんですよ。



言うまでもなく僕はコピーの専門家じゃないし、ちょこっと書いた事あるからって間違っても自分をコピーライターであるかのごとく錯覚するような愚だけは犯したくないですし、ライターさんとコラボするほうが双方の発想が広がるわけですから良いに決まってますし、冒頭書いた今回の案件みたいに単にお金の都合だったりするケースはできれば避けたいのですが、このコピーを書くという行為、ある種気分転換になるというか、いつもと違う筋肉を使う心地よさのようなものがあるので、たまーにやってみるぶんにはなかなか楽しいものなのです。
お医者くらいは我慢しましょう。
「節目検診」というやつで、半日人間ドッグ初体験。3年前から年に一度の健康診断は受けるようにしてて特に問題もなかったんですが、褒められたものでない不規則な生活を続けてきてるわけですから、健保から費用補助の出るこの機会にせっかくだから一度ガッツリと診てもらおうかなと思ったわけで。



オプションで内視鏡もやってみたんですが、ま、確かに楽しいものではないですねあれは。オエ。あと「初体験もの」としては腹部エコーというのかな、お腹に機械あててなにかやってもらったんですが意外と指示が細かい。
「はい大きく息吸って、はい止めて」
「はいもう一度吸って、止めて」
「今度は息吐いて、吐いた状態で止めて」
「また吸いまーす、はい止めてぇ」
なんとなく「赤上げて、赤下げて…」をやってるような心境になる。
鬼門の採血は今年は無難に?切り抜ける。視力検査では、見えなきゃ見えないと言えばいいのに「勘」で「右!」とか答えてみたりしてしまう。先生が首をひねってる。なにかどうも自分の中に、検査のことを「得点を競うゲーム」か何かだと思っているフシがあるような。

2時間半ほどで終了。「役所と病院」が苦手な僕ですが、ま、元気に仕事するためですもんね、お医者くらいは我慢しましょう大人なんですから。
内視鏡の後なので正午くらいまでは食事しないほうがいいですよと言われて病院を後にしたのだけど、夕べから絶食しなくちゃいけなかったので無茶苦茶お腹が空いていて、帰途、正午を待たずに吉野屋に飛び込む。「牛丼と野菜と玉子!」。おかげさまで元気なことだけは確かです。
超整理術とカントリーマアム


結局、先週後半の撮影後の時間と週末は、専門学校のパンフのデザインに費やす。今日からは、某百貨店広告と某社製品パッケージも進めてゆかねば。ま、しっかりスケジュールが取れているので粛々と進めれば大丈夫。な、はず。
コンピュータの時代になって紙の資料は随分減りましたけど、それでもそれなりの案件であればそれなりのペーパーが発生します(考えてみりゃ自分の仕事の成果物ってのがほとんど紙モノだしね)。僕は案件毎に、A3サイズのペーパーホルダーを用意して、とりあえず紙でもCD-Rみたいなものでもわさっと挟んで、キャビネットに入れておくようにしています。そうすると、LIHIT LABの書類ケースにそのままストンと入れられるので、今日はA社明日はB社で打ち合わせ…なんて場合でも中身を丸ごと入れ替えればいいんですね(「サンダーバード2号」をイメージしていただくと判りやすいかと。判りづらいか)。
資料や情報の整理ってのがほんとに重要な時代になりました。僕の場合昔よりはマシになったかなとは思うし、オフィスや住まいも一応は小綺麗にしているつもりですが、生来いわゆる整理整頓はそんなに得意なほうではないですね。複数の仕事が進行している時なんかは油断するとすぐに、本来来客とのミーティングに使うはずの机の上が、上の写真みたいに(これでも少し片づけたんだけど)ペーパーホルダーやら、資料やら、カントリーマアムやらで一杯になってしまう。…なんなんだカントリーマアムは。

夕方、一区切りついたので、次の仕事に移る前にとりあえず一度気分転換をと、駅ビルの書店へ。なんとなく机の上を一度キレイにしてから次の仕事しようと思っていたところに「佐藤可士和の超整理術」が目に入る。なんとタイムリーな。可士和さんがこの本を出したことは知っていたのだけど、ついぞ手にする機会がなかった。パラパラ見てみると、ナルホドさすが、という感じ。文章そのものさえも整理されてて判りやすいですね(これ整理整頓のハウツー本じゃないですからね。念の為)。買って帰りました。
まだ全部読んでないですけど、ちょっとデザインに煮詰まった時なんかに読んでみると良さそうな感じの本です。とりあえず僕の場合、この意味不明のカントリーマアムを片付けるところから……。
(11×2)×3=
水木金と3連チャンで、某百貨店内スタジオにて商品撮影の立ち会いディレクション。今回は新たな媒体のお手伝いをさせていただくことになりました。
かなりバラエティーに富んだ商品群なんですが66カットを3日間でいけますかねという代理店さんの問いに、大丈夫でしょうと事前に返事しました。敏腕カメラチームが2班に熟練のスタイリスト、そこに僕の話術が加われば(なんでや)1日平均22商品---1チーム平均11---ならセット替えが少々多くても心配なしと判断し、初めての媒体で勝手もわかってないのに見栄を切りました。切った以上はきっちり3日間で終わらせねばナリマセン。ということで初日の朝っぱらからテンション上げてガンガン仕事。最終日に慌てなくていいように初日と二日目でアドバンテージを稼ぐべく、丁寧かつ効率的に撮影を進める。洋服、化粧品、アクセサリー……さすが百貨店、いろんな物が出てくる。この百貨店さんでは僕は食品媒体の仕事が多いんだけど、アパレルだって得意なんだぞー。



…昨日2日目終了時で54商品撮り終える。…頑張り過ぎた。
3日目の撮影があんまり早く終わってしまっても、じゃ次から2日間でいいですねとか言われてしまうんでヤバいのです。かと言ってむやみにちょっと別角度も押さえといてもらえる?とか言って無駄に時間かけて帳尻あわせるわけにもいかないし、あははー、どうしましょう。ま、たまには早く上がるのもいっか。
えー、結局3日目、ライティングを手こずらせる光モノや吊るしに難儀する呉服等が登場しまして、結果的にはいい案配で終了しました。でもカメラマンNさんにはどエライ迷惑を掛けてしまい…ほんますんませんでした。
何事であれキチンとしたマネジメントは、いい仕事の基本。精進します。さ、ディレクター・モードからデザイナー・モードに切り替えて、さっそく今日もらってきた画像データの仮レイアウトをしましょう。コピー文が届く前に粗配置が出来ていると仕事がうんとスムースになるのです。先手必勝がいい仕事の基本。精進します。3日間スタジオ缶詰めで疲れた……明日にして今日はもう帰ろう。精進します。明日から。
場内撮影NGにつき
東京ビッグサイトで開催中の「IC CARD WORLD 2008」へ。
出展しているF社のディスプレイグラフィックを、ちょこっとだけですがお手伝いしたもので、その仕上がり視察です。実は今回偶然にも、同じくIC CARD WORLDに出展しているA社のお手伝いも代理店経由ですることになりまして。どちらも普段からお仕事させてもらってるところだったもので、事前に双方に、同じ会場内の他社さんの仕事もする旨お断りを入れておきました。

場内は盛況だったんですが例によって僕は商用で行ってるワケではないので、ブースのデザインとか置かれているパンフレットとかコンパニオンのお姉さんとか、皆とは違う部分を見て回っておりました。この手のイベントってカメラ撮影OKなのが多いんですが、今回は場内の撮影NGでした。ちぇ、せっかくGX100を持って行ったんだから、いろんなコンパニ……ブースを撮影したかったのになあ。
ということですので、東京ビッグサイトの廊下の写真を撮っておきました。



廊下写したって面白くもなんともない……。