ここ数日はもっぱらMacに向き合って黙々とデザイン作業に励む日々。今日も何時間もMacと睨めっこしてたもので、午後になると肩の回りがこわばってきた感じ。放置しとくと肩こりに発展しそうだったので「♪なんだか泣けてく〜る〜」のやつを飲んでおこうかなと思って隣りの薬局に買いに行く。オヤジさんがひとりでやってる小さな店だ。
「ハイいらっしゃい」
「あれください、あのー…(商品名が出てこず、かと言ってオヤジの前で♪なんだか泣けてく〜る〜と独唱するのもイヤだったので)、『目・肩・腰に……』ってアレ、あります?」
「…ハイありますよ。えー30錠入りと60錠入りとありますけど」
「30のほうでいいです」
紙袋に入れてもらってオフィスに戻り、さっそく蓋を開けて3錠、ミネラルウォーターで飲む。
一連の動作の中でなんとなくほのなか違和感を感じていたもので、デスクの上の瓶をじーっと見てみる。僕は『目・肩・腰に』と言ったのだ。
オヤジそれは『熱・のど・鼻に』。飲んじゃったよ3錠。
ま、風邪ひいたら困る時期だし予防の意味でOKってことにしますか。
「目・肩・腰に…」の商品名は「アリナミンDX PLUS」でしたね。
しかしやはり固有名詞ってのははキチンと言わなくては駄目ですね。「あれ」で済まそうとしたからエスタックになってしまったわけだし、先日は「アンジェリーナ・ジョリー」と言おうとして「ジョンジェリーナ・アリー」と、もはやどこの国の人だかも不明な言い方してしまったしなあ(……なんとなくそれはそれで「あり」な気もしますけどね。でもヒゲ濃さそう)。ジョンボンジョビをボンジョンボビと言い間違えたというのはよく聞くけど言うに事欠いてジョンジェリーナはないよな俺も。
ということで再び薬局へ。
「あら、……いらっしゃい」
「アリナミン・ディーエックス・プラス、ください」もの凄く滑舌ハッキリと言いました。
「……えー60錠入りと270錠入りとありますけど」
「60のほうで」
帰り際に振り返ると、オヤジさんも「アタクシさっき何かやってもうた?」みたいな顔で考え込んでいるようでした。