デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

ただひとつの池、逃すことなく。


日曜。お世話になっている某社のコンペに紛れ込……お誘いいただき、高崎のゴルフコースで今季初ラウンド。土曜の晩に「前乗り」し、コース内のホテルに一泊という結構なご身分でございました。プレイヤー前泊という条件ながらも朝食付き3000円という宿泊料金から考えて、ま、いわゆる「宿泊所(大部屋でみんなで寝るんかしら……枕なげでもやっちゃおか)」をイメージして行ったんですが、あにはからんや、たいへん立派なホテルでした(勿論個室でございました)。
ベッドサイドの机の上(海外のホテルだと聖書が置いてあるような所ですね)に、コースの所有社である企業の会長さんの、戦後間もなくから今日に至るまでの立志伝的なブ厚い本が置いてあったもので思わず読み耽ってしまい気付いたら明け方で、なんのための前乗りだかわからんくなりました。

前回のラウンドで僕は、コース内に池や川があると、魔法にかかったように魅入られたようにそこにボールを打ち込むという病に取り憑かれ、直径20メートルのグリーンには何度打っても乗らずにあっち行ったりこっち行ったりしたくせに幅2メートルの小川は150ヤード先から一発で的確にとらえるという特殊技能を発揮し、結果10個ほどのボールを大自然に還すというエコロジーなゴルフを展開してしまったんですが、さすが山中コース、今日は池も川も全然なかった。やれやれ。と思ったら唯一、後半の4ホール目、ティーグランドのすぐ前が池になってたんです。ただし、一段高くなったティーグランドに接する位置の、大きさにして20メートル四方ほどの小池ですんでコースマネジメント的な意味はない、装飾的な池だったんです。

やっぱりと言うべきか、いきましたね、それでも僕は。

あのですね、ティーグランドより低い位置の、ティーから20メートルの位置に、ドライバーショットで打球を打ち込む(ダフったとかチョロとかでなく、ちゃんとライナーで)というのはもの凄く逆に難しいことなんですよ。

やりましたね、それでも僕は。

しぶきを上げる水面を見つめながら、僕は、自分はもはやスコア云々といった世俗を超越した次元でゴルフをしているに違いないと、どこか神聖な気持ちになっていました。
子供の頃、道に犬のウンチが落ちてると何故かやたら踏んじゃう子っていたでしょう?(いねえよ)わざとじゃなく。ああいう子はね、普通の人には判らない特殊な才能の持ち主なんですよ皆さん。
えー書いてるうちに何を訴えたいのかわからなくなってきましたのでこの辺で。

スコアいくつで回ったって? 言ったでしょ、そういう世俗を僕は超越してるんだって。
吼える隣人


日曜はF社のゴルフコンペに招かれているので、今日、出社途中に住まいの近くの地域センターで期日前投票。ちなみに投票日不在の理由がレジャーであっても、ちゃんと受理してもらえます。手続きも簡単、何故かポケットティッシュももらえます(笑)。そうなるともはや正規の投票日の意味ってなんだろうという気もしてきますね。

さて昨夜は少し早め(?)に仕事を切り上げて、帰宅してアジア杯を観ました。試合が中盤に入った頃から、どこかからか野生動物の咆哮に似た声がかすかに聞こえてくる気が……。気のせいかなと思ってたんですが、でもどこかで聞き覚えもある声だ。そーだあれは昨年のW杯の時だ。やはり似たような声が聞こえたぞ。そーっとベランダの窓を開けて、わかった。お隣りの人がサッカー観ながら叫んでるのだ。
お隣りさんは僕と同年輩の男で、ま、いわゆる都会の単身者世帯同士の典型例なんでしょうがエレベーターで顔を合わせたりした時に「おはようございます」「あ、どうも」くらいの会話しか交わしたことがないのだけど、落ち着いた、スーツの似合う、公務員タイプのおとなしい感じの人で、普段でも生活音を響かせたりすることがまず無い。

サッカーファンってのは豹変するんですね。その人が、吼えていた。

中澤が同点ゴールを決めると「アイーっし!」
サウジに勝ち越されたら「ばあっしゃオラア」
高原がシュート外すと「ぬおんじゃああっ」

その後も、仮名で表現するのが困難な叫びは試合終了まで続きました。
僕はなにか、知ってはいけない秘密を知ってしまったような、そんな気分でソッと窓を閉めるのでした。
意外と難儀なETC


久々の晴天、比較的時間に余裕のある打ち合わせの後に東京ビッグサイトへ行くという予定でもあったので、本日はアルファ君で出陣。
ビッグサイトで、手がけた某社の装飾グラフィックの視察を終えた後、ふと思い出してすぐ近くの東雲のオートバックスへ。先月ETCの機械を買ったまま、まだ取り付けておらずトランクに入れたままだったのです。正確に申しますと取り付けは自分でやるつもりだったんだけど購入後に一度試して挫折したんですワ。機械のセッティングとかはそんなに苦手なほうではないんだけど、店員さんに教わった通りにヒューズボックスから分岐型のケーブルで電源を取り出してみたんだけど、機械の電源ランプが点かなかったんです。うーむなぜじゃ。あれこれ試してるうちに、最近「24」とかを見過ぎてる影響か、ここで何か間違ったケーブルに触れたりしたら途端にタイマーが作動して爆発するんではないかという懸念に捕われてしまい、Get out! とか叫んで近隣一帯の通行人を退避させつつ物陰にダイビングする羽目になるのではでないかと怯えてしまったもんで(アホや…)、そうでなくても電気系統が一筋縄ではいかないイタ車が相手、ここはお店の人に任そう、とヘタレな決断をした次第。
30分ほどで取り付け完了。遅まきながらETCデビューです。いやデビューというのは実際にETCゲートを通過した時ですね。僕のことだから、きっと一発目から開閉ゲートが開かずに激突、とか、なにかやらかしてくれるような予感…(ちょっと期待してどうする)。
ヨーグルトムース・タルトの午後


休めたような、休めなかったような、よくわからない週末でした。
土曜は午後から仕事。夕方になり、来週、東京ビッグサイトのショーで展示される某パッケージデザインの装飾のためのサンプル用紙を買うために日本橋へ出掛ける。買い物を済ませ、ちょっとアイスコーヒーで一服しようかなと、近くのエクセシオール・カフェに入る。注文カウンターの脇にガラスケースがあって、ヨーグルト・ムースのタルト、というのが視野の隅に入っていた。特に気にとめたわけではなかったんですが……
「ご注文お決まりでしょうか?」
「ヨーグルト・ムースのタルトとアイスコーヒー」サラッと言ってから、自分でびっくりした。何か食べようと思っていたわけでもなく、特にスイーツに目がないというわけでもないのに、コーヒー飲みに入った喫茶店で何の思考もないままに流れの中で普通にヨーグルトムースのタルトを注文してしまっていた。

年に何度か、こういうことってありませんか? 自覚してるわけではないのに体が本能的にスイーツを欲する時が。かと言ってそんな時でも有名店の有名パティシエのスイーツが食べたいとかは思わずに、普通の町中の喫茶店やファーストフード店でさしたる主張もせずにケース内に置かれているジャンクフード的なやつに発作的に欲情してしまうという。

まあよくわかりませんが本能に従いましょう。ジェダイ・マスターのクワイ・ガンジンも、幼き頃のアナキン・スカイウォーカーに「考えるな。感じたままに動け」と言っていましたしね(ま、タルト云々の意味ではないでしょうけど)。そう言えば私立探偵スペンサーも「命を狙われているような状況下にあっても、私はチーズケーキの匂いを感じると鼻孔がふくらむ」と言っていた。思うに、こういう普通の(いろとりどりのフルーツがシャチホコみたいに突っ立ったりしてるやつでなく)、見た目がプレーンなケーキには、常に人間の潜在意識の深くに潜入していて、で年に幾度かこうして表に出てくるような魔力があるのかもしれないですね。
ということで土曜の夕方、本能の導くままに僕は、隣の席のOLの視線気にせず、ヨーグルト・ムースのタルトに、サバンナの獣のように襲いかかるのでした。獣と言ってもいかんせん相手がヨーグルト・ムースのタルトですので、それはいささか緊張感に欠ける光景ではありましたが。
Pen


昨夜ひとつ大きな入稿が済み、少しホッとした心境でお仕事する1日。ま、お待たせしてるパンフレットのデザインとかもあるので、あんまりホッとしててはイケナイ。引き締めてゆかねば。
先日買ったままほったらかしにしてた「Pen」を、お昼食べながらパラパラと眺める。「ウェブ・クリエイターの仕事。」という特集記事。面白い面白い。
広い意味でのデザインというものの普遍性を感じますね。へーっと思ったのが、webデザインであっても、紹介されてたクリエイターの方たちはみんな手書きのスケッチから発想を始めてるんですね。紙媒体が中心の僕なんかだと、webに対してちょっと身構えてたところもあるんだけど、一緒なんだなあ、初期段階にやることって。



でまた上手いの!、そのスケッチが。スゲエ、と唸ってしまった。結局、インタラクティブ性がどうしたとか言ってもそれが視覚伝達として機能してなきゃしょうがなく、作り手の発想を視覚伝達として機能させるには……と考えると、創作のプロセスはおのずとそういうことになるんでしょうね。紙媒体であれwebであれインダストリアルであれ、パッと見て、おーカッチョいい、と感じる作品ってのは、カッチョいいと感じる理由---思考・創作のプロセス---に裏打ちされてるってことなんですよね。すなわちデザインってのは作り手の(究極的には無意識のうちにであっても)思考の表れなんだということですね(ま、僕等デザイナーは往々にして提出案を「カッチョいいじゃん」とほめてもらった後に、その「理由」を理解されぬまま変更の注文をいとも簡単にされてしまって、それじゃ台無しじゃねえかよお、と涙にむせぶこともままあるわけですが(泣))。面白い特集記事でした。またしても「メイキングもの大好き」の面目躍如。

さてさて「メイキングもの」と言えば、宮崎アニメの背景画の作品展が明日から始まるんですね。「アート オブ スターウォーズ展」を観た後しばらく興奮が冷めなかったアタクシとしては、これは行かねば。
タッチ&ドライブ?


当時まだ珍しかったALFA 147を買ったのが、2001年の暮れ。気付けばかれこれ5年半になるんですね。考えてみると人生6台目のクルマにして、一番長く付き合ってるということになる。もっとも過去5台は僕のとこに来た時点で既にかなり気合いの入った中古ばかりで、10年前に乗ってたVWゴルフなんかはパーツ屋の脇に野ざらしで廃車待ちになってたのを格安で譲ってもらったものだったりするので(試しにエンジンかけて動いた時には「こいつ…動くぞ」とアムロみたいにつぶやいたものでした)、クルマ自身の年齢ということで言えばまだまだ新しいわけですが。
クルマずきな人と言うのは、今乗っているクルマがどんなに好きでも常に「次はあのクルマに…」と考えているものだ、と何かで読んだ記憶があるんですが、僕の場合は全然そういうの無いですねー。気に入って買ったんだから長く乗ろうと思っている。…と言ってる割には過去そこそこのペースで乗り換えているのは、前述した通りもともと年季の入ったやつばっかしだったので「ブレーキ踏んでも止まらなくなった」とか「冬になるとエンジンがかからなくなった」といった、それをもはやクルマと呼べるのか、という概念のかなり根幹に関わる諸問題により引退を余儀なくされていたからです。
その点アルファ君は新車で僕んとこに来たわけですし、5年半乗ってるのに走行距離なんてまだ2万kmくらいだし(いばるな)、野球選手に例えるなら阪神の桜井くらいなもんで(よくわからない例えです)まだこれからのほうが長いわけで、まだまだ色んなドラマを共に築いていきたいと思っている。
そんな僕でも、街で見かけると「あ、いいな、人生のうちどこかで乗ってみたいな」と感じるクルマはいくつかありまして。MINIという奴もそのうちのひとつ。さっき、終電で帰るべくダッシュで駅に着いたら、改札前の広場でなにやらMINIのイベントの準備作業をしてました。現行モデルはインパネ廻りのデザインが少しやり過ぎかなあとも思うんですが、でもいけてるクルマですよねこれ。自分が、感じのいい、ゆとりと落ち着きのある小粋なオッチャンに成長できて、で、さりげなくコイツに乗ってたりできたら素敵だなあと思う。
デジカメでパチリとこの写真撮ってから近付いてみる。「MINI タッチ&ドライブキャンペーン」の看板。
タッチ&ドライブ?
タッチは判る。ドライブって? ここ駅構内だよ。
しかもキャンペーンというからにはなんらかのかたちで1台プレゼントとかあるんだろうか。
たちまち色んな妄想がめぐる。
「駅構内を、このMINIで突っ走って下さい。階段、ホーム、アクセル全開で走りましょう。コンパクトなMINIですからそれが可能です! 駅員の静止を振り切ってがんばりましょう。30分走らせて、もっとも死傷者少なくクリアした方に、このMINIを差し上げます」とかそんなんだろうか。看板にはキャンペーン内容の詳細は記載されていなかったっが、おおいに気になるところだ。明日からの開催期間中に確認させてもらおう。
ということで、さて帰るか、と改札に向け体をひるがえした時、アナウンスが聞こえた。
「ただいまの品川行きをもちまして、本日の電車すべて終了いたしております」

「感じのいい、ゆとりと落ち着きのある小粋なオッチャン」への道は、長く険しい。おれにはMINIはまだ早いな、とタクシーの中、流れ行く街の明かりをうるんだ目で眺めながら、思った。
長野へ。


長野の伊那市へ日帰り出張。今年から新規にパッケージデザインでお手伝いさせていただくことになった電子機器メーカーさんの長野工場へ、ご担当者さんへのご挨拶と打ち合わせでした。
ひさびさにアルファ君でロングドライブを…とも考えたんだけど、戻ってからも仕事あるしなー、そうなると雨の中片道4時間の運転はしんどそうだしなー、とドライブ欲より怠惰が勝り、調べてみたら伊那へは高速バスが充実していて、バスだと電車よりも、高速料金払ってクルマで行くよりも全然安いことが判ったので高速バスにしてみました。
長距離バスなんて何年ぶりだろう。朝、新宿西口のバスターミナルで朝食代わりのカロリーメイトと缶コーヒを買い込んでから乗り込む。はい先生、ちゃんと300円以内です(遠足か)。ちょっと楽しい。
しばらくご無沙汰してたらバスって進化してたのねー。座席は広いし思いのほか快適。
でもお客さんガラガラ。一応全席座席指定ということらしいんだけど、乗り込む時に運ちゃんが「好きなとこ座っちゃってください」とみんなに言ってる。
ざっと数えたところ、行きの便が乗客9名。帰途が7名。これで一人¥3,640じゃ採算とれないでしょう。大丈夫なんだろうか。
ま、客の立場から言う限り、安くて快適なのは結構なこっちゃ。ということで仕事とは言えプチ・リフレッシュできました。
ひとつ不思議だったのは、高速道路上のバス停ってありますでしょ、今日も一人途中から乗って来た人いたんですけど、三鷹や八王子くらいならともかく、山深くなってからの、周辺に民家もなにもありゃせんような突拍子もないロケーションで「となりのトトロ」以外は似合わないというバス停だったんですよ。普通にスーツ着た女性だったけどあの人はどっから現れるわけ? 森の主? あるいはあれは成長したサツキちゃんで、となりには傘さしたトトロがいたんだろうか?
メイキング & Tips「ショッピングモール、秋」
たまには実際の仕事の技術的な話しも書きましょうかね。
ブログになって、字数も画像数も融通が効くようになったわけですし。
業界以外の方にとっても、ふだん目にする広告物がどんなふうに作られてるのか、興味あるかも知れませんしね。(て言いますか僕自身が、いわゆる「メイキング物」大好きなのよね。前も書いたけど「もののけ姫」は一度観たきりなんだけど「もののけ姫はこうして生まれた」のほうは5回くらい観てるという……)
進行中の案件や新作だと不都合もありましょうが、1〜2年経ったやつならいいでしょう。

では一発目、04年秋に作ったショッピングセンターのポスターです。



僕のラフを渡した上でカメラマンが撮ってくれたのが、
1. 白ホリバックのタレントさん
2. 透明アクリルのボール
3. 木の葉(模型)数点。



まずは淡いグラデーションにバンディング(印刷した時に出る諧調の縞)防止のためぼかしやノイズを加えた背景を用意し、切り抜いたタレントさんとボールをとりあえず配置。



髪の毛は別レイヤにして「比較ー暗」で重ねる。「下地」「素材の背景」「髪」の明暗関係さえきちんとしてればこれが一番かなと思います。でも髪のハイライトのとこは後からちゃんとケアしましょう。



せっかく撮ってもらったボールですが、いささか上手く撮れ過ぎていて、ミニチュアを拡大した感じがバレてしまう…。キレイ過ぎるんですね。
も少しランダムな反射が欲しくて、3Dで球体作ってみる。



撮影されたボールとCGボールとで彩ちゃんを挟むように重ねてみる。CGボールのレイヤ演算は「ハードライト」で。



うーん、まだツルツルし過ぎで嘘っぽい(嘘なんだけど)。
「汚れ感」が欲しくて、東急ハンズ行って直径20cmくらいのアクリル玉買って、事務所の机の上に紙ひいて自分でデジカメで撮ってみる。



さすが素人! 汚い写真だなあ(と、喜んでる奴)。真ん中あたりの汚なすぎる映り込みは消した上で早速こいつも重ねてみる。



いい感じにねりましたねー。プロの写真、僕の写真、CGの「いいとこどり」。
粒状感を、彩ちゃんを基準に球体のほうにも施す。

あとはひたすら丁寧に、根気よく。素材の葉っぱを、変形しながら並べます。



一番上のCGボールレイヤのハイライトを生かして、その下に葉っぱを。個別に明るさをいじって遠近感を出します。おっと光の向きに合わせた「嘘ハイライト」や「嘘シャドウ」もちょいと必要ですわ。なるべく奥の目立たない葉っぱに施して、手前のは本来のライティングを生かしましょう。
ホントは前後の葉っぱでぼかしも変えて雰囲気出したいんですが、球体の奥に彩ちゃんがいる設定なので、奥の葉っぱがボケててその奥の彩ちゃんがシャープだと理屈がおかしくなりますんで我慢。
球体の中に照り返す木の葉のオレンジ色をほんのり加え、影をつければ……



出来上がり。レイヤ数は42。ま、そんなもんでしょう。
全部を定着させてから、全体を複製して多少の雰囲気出しの処理(ここで結構ぐっと変わるんだけど、さすがに秘密。えへへ)。この時は4×5のポジに出力したんだったかな。

……なんだかこうやってダイジェストで書くとえらくチャッチャとできたみたいに思えるなあ。結構大変だったのよね、特に球体の質感は悶絶しつつ。
どうなんでしょう、この「メイキング & Tips」。好評なようならたまーに書いてみようかな。いやでもメイキングを披露するようなネタ、そんなにあるっけアタクシってば?
和紙とiPhone


午前中に事務所で某デパートの広告の校正の戻しを済ませる。出力見本とMOを封筒に入れ、ビルのフロントのお姉さんに預けて、印刷会社さんがお昼に来るから渡すようお願いしてから外出。午後イチに別の印刷会社に出向いてノースバイオ社の化粧品の広告の色校をチェック。その後は、某社製品のブライダルギフト用パッケージデザインのための和風の紙素材を探しに日本橋の和紙屋さんへ。WEBで調べて初めて来た店だけどなかなか面白い。和紙の手触りっていいですね。素材そのものがデザインとして命を持ってる感じ。木製の棚からあれこれ引っ張り出してガサガサいじって遊んでたら職人っぽい顔した店のオジサンが怖い目でこっちを見てたので、コホンと咳払いしてから何種類か選んでサンプル用に買う。そのまま銀座の伊東屋まで歩いて今度は洋紙をチェック。イイ感じの光沢感の新製品がいくつかあったので、四つ切りにしてもらって何点か買う。
手触りとか光沢感とか、こればっかりはWEBでは伝わらないもんね。たまにはMacから離れての考察も大事なのかな。とかいいつつ、伊東屋を出たあと思わず向かいのアップル・ストアをのぞいてみたりして。何かの間違いでiPhone売ってないかなーと思ったんです。
売ってませんでした。あたりまえです。