デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(NEEL MARTIN DESIGN OFFICE)
http://www.neelmartin.com/
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表紙買い
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Amazonで「表紙買い」したBRUTUSのバックナンバー。表紙を見ただけで、絶対間違いない、という鉄板感が出まくってませんか?
冷静に考えると、既に鉄板な説得力を勝ち得た肖像と文言を置いただけと言えば置いただけなワケで、そりゃズルいよ、という気もしますが(笑)。
SONGS FOR JAPAN
iTunesから米国赤十字社を経由してのへの被災地援助ができるのは知っていて、先週ささやかに募金したのだけど、週末になってfacebook(初心者なので要領がまだよくわからんのですが)でSADEさんがなにか言ってますよ的な表示があって、読んでみると要するにSADE姉さん、ジャパンのためにiTunesに曲を提供しました他のアーチストのヒットも一緒なそのアルバムをゲットしてねセールスはジャパンのリカバリーのサポートにゴーよ、…ということらしいです。

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さすがSADE姉さん。さっそくポチりました。
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週末二題
先週の3連休は(…ふつうブログってのは「その日の出来事」を書くものなんじゃないんですか旦那?)ずっと事務所で作業だったのだけど、でもお仕事だけの連休ってのもなんか切ないなあと、日曜だったか月曜だったか一旦帰宅する途中でTSUTAYAに寄って「インセプション」を借りました。

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(ネタバレはないと思うけど、近々観るつもりの人はここまでにしといてください)
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マイレージ、マイライフ
先週の平日、ポコっと暇な時間ができたので真っ昼間からサボって品川のプリンスシネマで「マイレージ、マイライフ」を見てきました。

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メイキングを見たい
2週間前くらいかな、平日の夕方に時間が空いたので、突如思い立って「アバター」を観てきました。いい加減公開も終わりに近づいていたようだったので、こればっかりはDVDでなく、3Dで観ておかなくっちゃ駄目だろうと思いまして。
3Dの映写方式も幾種かあるらしく、一番いいと言われていたラゾーナ川崎のIMAXシアターへ。恵比寿から川崎って20分ちょっとで行けるんですね。
ということで事務所で思い立ってから30分後くらいにはネットでの切符購入も済ませた上でラゾーナ川崎に。上映5分前くらいというタイミング。仕事の効率は悪いくせにこういう場合において僕は本当に効率よく動く。

3Dメガネ受け取って中に入ると……
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ハゲタカ



(なにをしとん)


『見に行きますよ、焼け野原を。資本主義のね……』

「ハゲタカ」、先日観てきました。
NHKの連続ドラマのほうはオンタイムでは観てなくて、評判を聞いて昨年連続で再放送した時に録画してイッキに観て結構ハマったもので。

TVの時は、表向きは情け容赦無くクールだった鷲津さん(だからこそ過去に負った痛手がより鮮明になるわけですが)が若干おとなしくなってしまった感じでしたかね。ま、今回クールな役は劉さんに譲ったってことですが。でもその劉さんの生い立ちも実はこれまた……ネタバレになるから自粛。ラスト近くの劉さんの「留守電メッセージ」はなんとも切なかった。
細かいツッ込みを入れはじめるとキリはないですが、ドラマ同様、よく出来た映画だったと思います。
と言いつつTVも映画も観てなく「ハゲタカ」って何、という方には、TV版をDVDで観るほうをおすすめするかな。

鷲津役の大森南朋サンいいですね。
No music, no work.


月曜は入稿がひとつ、ラフ出しふたつ。先週からそれで少しバタバタしてたんですが無事完了してほっと一息。今週は穏やかな日々になりそうです。
そんなわけでビール片手にジャズの生演奏に酔う……ってこれ実は先週の写真でして。
…アタクシ先週はバタバタだからとクライアントさんにデザイン出しの日程を都合してもらったりしてたんじゃなかったっけ?
ま、前から約束してたし、深夜の、わずか2時間ほどの息抜きです、許してけれ。
目黒の、初めて行ったんだけどいい店でした。帰り道に位置することになるわけで、帰りがけにフラっと立ち寄ってカウンター席で音楽を背中で聞きながら一杯、なんてのも今度やってみよう(と、そんな「大人の所作」をやってみましょうと昔から思ってるのについぞ実現できずにいるのはなんででしょうかね。時間的に無理があるのか、キャラクター的に無理があるのか)。
落ち着けダニエル。
夕方、ポコッと時間が空いたので、ヒルズのTOHOシネマズにて「007 慰めの報酬」を観ちゃう。ひひひ、こういう行動は普通にお勤めの諸兄には無理なことでしょうて。と思ったら館内には結構スーツ姿のサラリーマンも。だめじゃないですかサボったら(どの口が言うか?)。
DVDで観た「カジノ・ロワイヤル」が素晴らしかったので今回は是非とも劇場で観ねばと思っていたのです。



……面白かったですけどねー、カジノ・ロワイヤルの「残像」がありすぎたのかな僕の側に。
娯楽を鑑賞する側には、僕に限らず鑑賞の対象に勝手に求める雰囲気、というのがあると思うんですね。例えばチャンドラーの小説でも読もうかと思った時ってのは、単に推理モノのプロットを求めてるわけじゃなくてあの独特の雰囲気に浸りたいからだし、映画でも特にシリーズものになると「かくあるべし」という期待がどうしても事前に出来てしまう。カジノ・ロワイヤルが、まさしくその期待に応えてくれただけにその意味では少し「雰囲気」には欠けますかね今回は。
とは言ってもなあ、前回カジノ・ロワイヤルが「トランプ」でうまくいったからって、今回「百人一首」ってわけにもいかんでしょうしね。

アクションは凄かったですよ。冒頭から走ったり飛んだり撃ったり壊したりもうダニエルさん落ち着きのないことこのうえなし。カメラワークも動きまくりで息つく暇もない感じだったのでご高齢の方がこれ観ると終演時にはぐったりと疲れ果ててしまうのではないだろうかと心配にすらなります。世話焼きのばあちゃんとかだったらスクリーンのダニエルさんに向かって「あんたとりあえず一度ちょっとここ座んなさい、ほれ、お茶でも飲んで落ち着きなっての、お煎餅もあっから」とか言い出しそうな感じの今回の007でした。
ERIC CLAPTON 2009
土曜の夕方から日曜朝までは頑張って仕事し、日曜は昼過ぎまで寝て、夕方、武道館にエリック・クラプトンのコンサートを観に行く。チケットが1枚余って…ということでお誘いいただいたのです。ありがとうございます。クラプトンは15年前くらいにもやはり武道館に観に行ったのだけど、その時も急にチケットが余って…のパターン。なんなんでしょうかこのエリックさんとの不思議な縁は。



前回観た時は「LEON」の表紙が似合いそうなチョイ悪オヤジ系の渋さのあったエリックさん、今回登場した時は渋さは相変わらずなんだけど、どっちかと言うと「趣味の園芸」テキスト本の表紙のほうが似合いそうな、「チョイ悪」の取れた単なるオヤジという感じでイトーヨーカドーで買い物してきた帰り、みたいな雰囲気でステージへ。やっぱりオーラってのは変化するんだなと最初は思ったんですよ。ところがひとたび楽曲が始まると、ギターは言うに及ばず声量も物凄いですねやっぱり。かっこエエわ。
登場してから終演まで「コンバンハ!」「サンキュー!」以外まったく余計なMC無しで歌い続けるエリックさん。
好物のトンカツの事なり何なり、なにか少しトークすればいいのに、と僕なんかは思うんですがどうなんでしょう。

「はいどうもそういったわけでね、エリックなんですけどもね、ほんま頑張っていかないかんなー言うてるんですけどもいやしかしあれですわ、国のほうはもうサブプライムとかリーマンブラザーズとかもうえらいことなってるわけですけどまあ僕らしっかりしていかないかんなあ言うてるんですけどね、そういったわけで次、『いとしのレイラ』聞いてください」

ごめんやっぱりそんなクラプトン嫌だ。神様と呼ばれる人はやはり寡黙なほうがいい。
諸先輩の作例
先日コンビニで何気なく手にしたFMラジオ局のフリーペーパーのデザインが素晴らしく、こりゃアートディレクターはタダモノじゃないなと奥付けのお名前をネットで調べてみたらやはりタダモノではない方で、返す刀でAmazonで検索したらその方の作例が紹介されているという本に行き当たりました。
「本と雑誌のデザインがわかる本」……タイトルはなんだかえらくベタですね。今更そんな入門書みたいなタイトルの本買ったりしてたら、僕に仕事を出してるお客さんが、コイツに仕事頼んで大丈夫なんだろかと不安に思ったりせんでしょうか(そこは、えー、あくなき向学心と果てしのない謙虚さ、ということでひとつよろしく)。
ま、作例とインタビューが豊富、という謳い文句だし、自分が、ああいいな、と思う仕事をなさってる方の言葉が読めるならきっとためになるはずだ。ということで速攻でポチっといきまして、今日の夕方届きました。



謳い文句にたがわず、最初に調べた方を始めエディトリアルで活躍しているAD8名の作例とインタビューが満載。デザイン作業のコンピュータ化で仕事のフローがいちばん大きく変わったのがこの分野だと思いますが、本の中に「級数表」という言葉が複数回出てきて、にやり。



今では僕の場合も仕事はアウトプット段階ではほぼ100%、データ化されてますが、まだよく使いますもんねゼミの頃から使ってる級数表。たぶんラストジェネレーションではなかろうか、僕らが。

話し戻してこの本、作例はもちろんインタビューが面白いなあ。わかるわかると思わず深くうなずいてしまったり、こんな大先輩でもやはり日々悩んでらっしゃるのねと驚いたり。

「ただ、僕が良く言うのは『寂しくなったからって入れるな、削れ削れ』ってことです。隙間が少ない雑誌に慣れてしまうと、編集もホワイトスペースは不安になるのかモノを詰めたがります」
───久住欣也氏

「最終的なデザインについても、簡単にやっているようでいて地獄のような苦しみです。『あと1mm左に』というレベルの問題から、理屈やコンセプトばかりが先行して最初のひらめきを忘れてしまったり」
───岡本一宣氏

「モニターの上に材料をポンポンと置いて見通しのつかないまま何となく始めるようなデザインのやり方には違和感を感じる。手書きの時代は見通しがないと線を引き始められなかった。」
───荒金大典氏

「スタンスはそれぞれでいい。デザイナーは現場の多様性をも包括できるロジックを持つべき」
───福田政典氏


まだパラパラっと頁をめくっただけだけど、名言がいっぱい。綺麗に仕上がってるエディトリアルでも、制作過程は皆さんやっぱり大変なんですなあ当たり前だけど。
僕も頑張らねば。ナイスな作例が多いので、遠慮なく参考にさせていただきます。日々勉強ってことですね、要するに結局のところは。