デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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ロサリオとは違って
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ひさびさに機材ネタ。

昨日のカバンの中身です。前に手がけた製品カタログデザインの仕事の、スピンオフ?的なお仕事で、その製品の「導入事例レポート」を作成するというミッション。

「クライアントさんのクライアントさん」にお邪魔してお話しを伺い、エントランスの企業ロゴを背景にインタビュー対象者さんの写真撮らせていただいて… という内容でしたので、相変わらず何屋さんなのか自分でももうよくわからない装備で行ってきました^^
オフィスに戻って、SONY HDR-MV1で録画したインビュー聞きながらテキストを起こして、目下デザイン作業中(本来はその部分が本業なわけですが、でもこうして旧来の職域概念を超えてデザイナーとして頂戴するご依頼が多様になっていることは嬉しいですし、楽しいです)。

こうした取材を伴うお仕事の時の機材も、いろいろ右往左往というか試行錯誤してきましたが、このラインナップなら安心、というスタイルが最近になってできてきた感がありますね。やはり共に「実戦」を幾度かくぐり抜けてくれた道具に対しては、阪神のロサリオと違って実戦成績に基づいた信頼感があります。どんなに前評判が良くてもロサリオみたいに… やめましょうよロサリオの話はもう。

Panasonic GX8は動画も(GH5などでは可能なLog撮影こそできませんが)スチルも綺麗に撮れますし外部マイク入力端子もあります。実際、パナ純正のマイク付けてます。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH.は焦点距離的にも写り的にも昨日のようなケースにうってつけだし、「決め」のカットでご登場願うLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.の写りはやはり一番好き。
NISSINのi40は小ぶりなのにガイドナンバー40の光量(ま、ほとんどマニュアルでうんと弱めにして天井に向けてパフッと光らすだけですけどね僕の場合)。
SONY HDR-MV1はもともとミュージックレコーダーと銘打たれていただけあってマイク音質がとにかく凄い(僕の使用用途においてはもう「ピンマイク要らず」になってます)。

これだけの機材が、ルフトデザインの容量15ℓの小型バックパックの荷室の半分に収まるんですから楽なものです。
アタクシ、なにかこう、多彩な機能の仕事道具を極力コンパクトな荷物にまとめることにプロのロマン感じるんですけどわかる人います?
CP+2018
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2月下旬はバタバタしてて、行きたかった写真展もいくつかあったのに行けずじまいで、今日どうにか来れたCP+で上田晃司さんの旅フォトセミナー拝聴して気持ちがなんぼかおさまりました^^
「GX7とLEICAレンズで楽しむ旅フォト」ってそれ絶対僕を狙い撃ちしてますよね笑
オールドカメラの凱旋
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2008年のフィレンツェへの休暇の旅に、その年に買ったリコーのGX100というコンデジを持って行って以降、僕の年に一度、もしくは二度の海外休暇は「撮影旅行」の色合いの濃いものになりました。
以降10年間で10ヶ国14都市へ、いずれもゴールデンウィークなどの数日間ですが、デジカメ持って出かけてきたことになります(2008年以前も旅には出てたのですがマトモな写真がないのでここではノーカウントとしましょう笑)。

撮りためた写真を(国内の出張ついでの写真なんかも交えつつ)最近インスタグラムにランダムにアップしています。
並んだサムネイルを見れば、自分なりの作風みたいなものが少しは見えてくるかと思ったんですが…えー、見えませんね^^
この間いろんなカメラを使ってきましたが、僕にとっての元祖とも言うべきGX100は今でも防湿庫に鎮座しています。

左列に並んだモノクロ写真は全部GX100で撮ったもの。センサーはちっこいし、手ブレ補正もないし高感度にもめっぽう弱い10年前のカメラ(今や数値上のスペックではスマホのカメラにも劣るんじゃないのかな)なのに、すごく僕好みな階調の滑らかさ。シルキーなんだよね。4年ほど前の時点で既に「オールドカメラ」として雑誌で紹介されたりした代物なのですが、こうして見ると、うん、まだ大事にしとこう、と思ってしまいますね。ここ数年はさすがに旅には持ち出してないのだけど、今度またお供させてみようかな。

インスタ
LUMIXフォトスクール
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LUMIXフォトスクール「ポートレートライティングを学ぶ」受講してきました笑

デザイナー・ディレクターである僕は、仕事で撮影が発生する時は基本的にはカメラマンさんにお願いしていますが、近年は、例えば導入事例カタログの取材後にちょっと顔写真も…とか、ツールのデザインを担当したイベントの記録もついでに…みたいな企業インナーの仕事も増えてきていて、場合によってはワンマンオペレーションで撮影もやらなならんケースもでてきています。やらなならん、といいますか、やれることでデザイン表現の可能性が広がると言ったほうがいいでしょうかね。で、今更ながらではありますがクリップオンストロボの基礎は知っておきたいと思うようになりまして。
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Lonely voyage
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Panasonic LUMIX DMC-LX100 2016 Kobe sky

東京発で西行きの飛行機や新幹線の時は右列の窓側、帰路は左列の窓側を、予約時に空席があれば予約します。細かいこというと飛行機の羽田-神戸便だと富士山は左に見えることが多いらしいので「富士山撮り」は逃してるのかもですが、総じて景色は、とりわけ明石海峡大橋上空で旋回して滑走路へとアプローチしていくあたりでは右側の窓から見える景色が好きです。
薄曇り、控えめな水面の煌めき、ぽつねんと進む一隻の船。プレゼンテーション前の静かな緊張感に優しく染み入るような眺めでした。
4Kの球児
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LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S. on Panasonic LUMIX DMC-GX8  2016 hyogo

日曜、甲子園の一塁側アルプススタンドから手持ちで。4Kフォトってやつです。
新調のPanasonic LUMIX DMC-GX8、趣味性より実用性で選んだボディ。
すでにPenを持っていて、小型軽量なGX7 mark2もデビューした今、なぜにGX8なのかと言えばもう仕事でも使う気満々だからです笑。
外部マイク端子もありますからインタビュー録画などもいけるでしょうし、無駄に(無駄にっていうな)大きいボディもクライアントに対してのある種説得力に貢献するのかなと笑。ま、それは半分冗談で半分本当ですが、実際持ってみるとほどよいグリップ感だし仕事の場では登場の機会の多そうなLUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.との相性も(Dual I.S.で手ぶれ補正が効くという以外に、見た目的にも)なかなかいいです。

それにしてもなあ…。
聖地甲子園での阪神戦観戦なんて滅多にできないんだからいい試合見せろっての。
2回の表に球場に到着した時点で8対0で負けてるってなんですかいそれ。
ビールの売り子さんの「ビールいかがですかー、もう飲まなきゃやってらんないですよねー?」に思わず吹いて一杯買ってしまったという。
ま、藤川球児の全盛期を彷彿とさせるストレートも見れたし、試合後に神戸のバーで頂いたモヒートは美味かったし、ある意味甲子園以上に僕の中で聖地となってるパティスリー・モンプリュにも行けたし、良しとしますか。
十徳ナイフ、のような。
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Panasonic LUMIX DMC-LX100 2016 Yokohama sky

すぐ手放すことになるかもなと思いつつ購入して1年以上経つLX100。コンデジの筐体にマイクロフォーサーズのセンサーを納め、レンズはライカ銘、4K動画も撮れまっせという十徳ナイフのような便利カメラ。

ただやはり、趣味の道具に対してのこだわりというかな、刺身を切るなら刺身包丁を、枝を切るなら枝きりバサミを使いたいと思うのが人情なんですよね笑(だからこその趣味なわけですけど)。実際、LX100の広角側24mmで撮った画と、PENにM.ZUIKOの換算24mm単焦点つけて撮った画を比べると、当たり前だけどああこんなに違うのか、と思い知らされたりはします。しますんですが、やはり普段使いには便利だし、インタビュー録画して最後にパチリとお顔の写真なんかも一枚撮らせていただいて…なんてな仕事の含まれる出張の時などにはこの上なく便利なもので、なんやかんやそこそこの使用頻度です。

先日の出張で、羽田D滑走路を離陸直後、陸側へとバンクをとった機内から。インスタグラムのフィルターを経た一枚ではありますが、センサーとレンズのモノの良さは感じさせてくれる。
90mm and.....
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35mm判換算で90mmという今まであんまり興味の無かった焦点距離。オリンパスは「ポートレートレンズ」と銘打っているようですが、試してみるとポートレート以外にも使い道はいろいろありそう(当たり前だ)。
なんにせよ、PENの黒ボディにシルバーのレンズ付けると実になんともカッコいい。そのあたり、P社さんにおかれましても何卒よろしく(描写には文句ないだけに、あのレンズのサイズとプラスチック感はかえすがえすも惜しいのです……特にLeicaと刻印するならなおのことね)。

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そして誰も(時に本人でも)気付かない、この地味〜なリプレイス(笑)。