デザインの現場から。と言いつつほぼデジカメの噺。
by MASANOBU HIZAWA(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
http://www.neelmartin.com/
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赤帽147
中目黒〜池袋と打ち合わせのハシゴ、夕方にはスタイリストさんに取り置きしておいてもらった撮影小物の引き取りもあったので、本日はクルマで出陣。

前回、納車から10年を経たこの147を「阪神の下柳」に例えて以来、どうも車内に古い外国車独特の、あのちょっと焦げ臭いような「クルマの加齢臭」が漂いはじめた気がする。ご存知の方もいるかと思いますがアルファロメオにはシャネルのANTAEUSに近い香りが助手席下部の「フレグランス・シート」に仕込まれていまして、なんとも優美な車内のかぐわしさを醸し出してるのですが、それがもう乾ききってしまって加齢臭が勝りはじめたということだろうか。あるいは147がどうせ俺は下柳だよとグレたか。だったらごめん。いずれにしても「シャネルのANTAEUS」と「焦げ臭い加齢臭」だとだいぶ違うので、しかるべきメンテをしようと思います。

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と言いつつ、リース屋さんでピックアップした小物を山ほど積み込む。
ふつう、正統派のアルフィスタはクルマを「荷物運搬車両」にしない(笑)。赤帽じゃないんだから。赤いけど。
重ね重ねすまぬ。
初代の顔
車検を終えた147君を受け取ってきました。
考えてみるとこのクルマももうすぐ10年。おととしに『納車当時は、どこか「六本木のキャバ嬢」的な、完全無欠、みたいなオーラを発していて、運転中もどこかこっちに緊張を強いるとこのあったこの147、七年経ってあちこち交換し細かい擦り傷なんかも多数ある今やすっかり「三軒茶屋のスナックのママ」くらいのなごんだ空気を発するようになってきた』と書いたけど、フレッシュ感の差でいうなら新車当時と今とでは日ハムに入団する斉藤佑樹と阪神の下柳くらいの差になってきた。見てても「いたわりの気持ち」がありますもんねこちらに。

いやそうでもないな。
実際そんなにくたびれてはいないはず。なにせ3万kmに満たない走行距離(笑)。どういうことだろかそれは。週末にジャスコに買い物行くのにクルマ使うだけの主婦でももう少し距離いくと思うんですけど。
「慣らし運転」で大阪まで走ったのが結局、一番のロングドライブだったような……。

147日本上陸直後のかなり早い段階で買ったのだけど、147はその後フルモデルチェンジもなく、近く登場のジュリエッタが後継ということみたいなので「14X」型最後のモデルということになるのかも。まだまだ乗りますよー。

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フルモデルチェンジもなく、と書きましたがもちろんマイナーチェンジはあって、フェイスリフトもされて顔は僕のやつと今のとでは幾分変わってます。でもどこかサラッとした今の顔よりも、「興味深そうな目をした動物」みたいな、いささかクセのある初代のこのデザインのほうが好きですね僕は。
お台場関係二題
昨日もお台場のビッグサイトへ。ブライダル産業フェアにクライアントさんが出展していて、うちで作ったビジュアルや商品パッケージをブースに使っていただいたりしたのでその視察とご挨拶。埼京線がりんかい線に乗り入れてからはビッグサイトに行くのがホントに楽になりました。ゆりかもめに乗るしかなかった時代は近くて遠い展示場だったんですけどね。

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エントランスのところのPRONTで、明るいうちからビールのジョッキを傾けてる人が結構たくさん。暑かったですもんね昨日も。普段特別ビール好きってわけでもない僕ですがあれくらい暑いと、さすがにちょっとウマソーだなと思いました。でも事務所戻って見積もり関係の慎重なメールを書く用事もあったので、ビールでいい感じになってメールの書き出しが「うぃーっす、ニールマーチンのヒザワっすー」とかになってもヤバいんでやめときました。

お台場といえば、こないだまでお台場でやってた「東京コンクール・デレガンス」でアルファの新しいジュリエッタが日本初お目見えだったんですね。

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今日excite.ismで読んで知りました。先に知ってれば何かのついでに見ておきたかったなあ。MiTOが出た時はデザイン的にはなんじゃこりゃと思ったんだけど、これはいいかも。買わないですけど。アルファロメオはこれを「147の後継」と位置づけてるんですね、若干キャラが違うようにも思いますが。ま、買わないからいいんですけどなんであれ。
ひとり押しがけの頃
普段は、通勤含めた仕事の移動はもっぱら電車ですが、土日に出社する時に限りクルマで行ってます。コインパーキング代が高くつくんですが、プチドライブのお楽しみくらい与えてもらわんと休日に仕事なんぞやっとられっかいというワケです(それくらいで働くんなら安上がりであるという説もありますが)。



エンジンかけると、147がピーピーと警告音を発する季節になりました。雪のアイコン。このあたりの小技もニクいですよねアルファは。
しかし僕としては1.5℃くらいでピーピー言われても困りますな。北海道の大学時代には-20℃の中で日産マーチのエンジンかけたものでした。それくらい寒くなるとエンジンが凍りつくのとバッテリーが弱るのとでエンジンかからなくなるんです。そんな時は「押しがけ」。当時は何度かやりましたね。マニュアル車であることが必須ですが、ビリヤードの帰りなんかで仲間がいた時は簡単でした。僕は運転席にいるままでキーをONの位置にしておいてクラッチを切り、後ろから車押してもらいます。ある程度勢いがついたところでクラッチをそろっと繋ぐと強制的にクランクが回ってエンジンがかかるのです。
問題はひとりの時。一度やりましたよ「ひとり押しがけ」。どうにか直線の稼げる位置まで車を移動させてドアは半開きにしておき、渾身の力を込めて後ろから無人の車を押します(ちっちゃいマーチだからできたんでしょうけど)。エッサホイサと押して加速したところで走って追いついてドア開けてヒラリと飛び乗り(この段階で雪道に足を滑らせて転んだりすると『自分の押したクルマに自分で轢かれる』というこの上なく無念なことになるので細心の注意が必要)クラッチを繋ぐ、という芸当。その時点でT字路の突き当たりが迫っていたりして、エンジンがかかった事を確認するや即ステアリングを切ってブロック塀を回避するという結構ジェームズ・ボンドっぽいことに(ひとり押しがけする007って観たことないですが)なってました。
北海道、今年は雪も多く寒いみたい。正月にはちょこっとだけ帰る予定。
147日和
インサイトだプリウスだと低燃費車ブームですが、僕んとこの147だって給油は2〜3ヶ月に1度で済んでますよ。……単にあんまり乗ってやってないってハナシです。僕がプリウスに買い替えたら、納車の時に給油すれば車検の時くらいまでもっちゃったりして(^_^;
ちょいと用事で外出の土曜、天気もいいしクルマで行きますかい。



少しボディが汚れてましたね(屋外駐車場の宿命だけど)。洗車もしてやらなくちゃ。
ミシュランに替える
昨年暮れの車検の時に、タイヤについても「ヤマはまだあるんですが全体にヒビが出始めてるのでぼちぼち替えたほうがいいですね」と指摘されていたのです。まだ大丈夫じゃないかなあと思ってたんですが、よく見ると確かに表面が「恐竜の赤ちゃんが出てくる直前」ぽくなっててビビりまして、今日、東雲のオートバックスに買いに行ってきました。候補をみっつまで絞った(価格も重視……)時点で店員さんに相談しました。
「アルファの147なんですけど、どれがおススメですか?」
「結構スポーティーに走ったりしますか?」
いたっておとなしい運転しかしないのだけど思わず「まあね」と答えてしまう。
「お客様、首都高とかでレーンチェンジとか頻繁にするタイプですか?」
腕組みしたままニヤリと笑い、「うん」とうなずいてしまう。先日2号線で日産マーチに追い抜かれたことは内緒にしておいた。
「そうしますと高速の直線でクルーズする時とかはXXXキロくらい出しますかね?」
「そんなもんかな」出さねえよそんなに。
「じゃあミシュランのこれがいいと思いますよ」
こうしてつまらぬ見栄を張ったばっかりに、どうもキャラとは違うタイプのタイヤを勧められてしまうのでした。
ま、「胸すく走りと快適性を両立」というミシュランに貼ってあったPOPの手書きコピーは確かに147にあってる感じだし他の候補はやたら「静粛性」とかを謳ってるんだよね。アルファロメオに静粛性求めるってそれ明石家さんまに静粛性求めるくらい無意味ですし。



帰り道を走っただけだけど、安定感や剛性感(って言うのかな)はグッと上がった感じで、ノイズはむしろ増したかな? でもなんとなく147のキャラがより際立ってきたような気もします。いずれにせよドライバーの腕がそれを引き出すレベルにないことだけは確かなようですけど。
「ウオーターポンプ」と「クオーターパウンダー」
先週は結局なんやかやで毎日明け方まで仕事してました。うー、タクシー代がかさむ。師走とはよく言ったものでなんか慌ただしいんですよねやっぱり。
日曜はゆっくり休んでから、チェッカーモータースに車検を終えたアルファ君を取りに。





3度目の車検。ってことは気付くと7年になるんですねーこの147も。故障知らずでイタ車とは思えないほどの優等生ですが、ぼちぼち主要な部品が経年交換の時期。タイミングベルト廻りも換えるとこになり、一緒に換えることになるウオーターポンプってのが結構高い。痛いけどそこが壊れるとエライ事になるんでしゃあないです。その他もろもろで作業明細書の項目数が前回の車検の倍くらいになってる。あれですね、納車当時は、どこかこう「六本木のキャバ嬢」的な、完全無欠、みたいなオーラを発していて、運転するにしてもどこかこっちに緊張を強いるようなとこのあったこの147ですが、7年経ちこうしてあちこち交換したり細かい擦り傷なんかも多数ある今やすっかり「三軒茶屋のスナックのママ」くらいの、なごんだ空気を発するようになってきた感じがします。

チェッカーモータースに向かう途中、最寄り駅のマクドナルドで、例のクオーターパウンダーってやつを食べてみたんですよ。ま、試しに一度、と思って。



すみません、どこからどう食べても単なるマクドナルドの味なんですけど。
美味しいですよ、美味しいんですけど要するにマクドナルドの味なんですけど。
これであの値段は、ないなあ。
ちょっとプレミアムなバーガーが食べたきゃフレッシュネスバーガーとか選択肢はあるんだし。少し前に、マックで深く考えずに「ハンバーガーとマックポークとコーヒー」を頼んだらどれも100円マックに該当していて全部で300円だったんだけど(本当はそうと知っていて頼んだんです、はい)、マックには、そんな感じでいい意味でジャンクフードの帝王でいてほしい。そうでなくてもその後「ウオーターポンプ」で大きな出費をすることになるのだから似たような語感の「クオーターパウンダー」まで高いのは嫌です。
NV-U2その後


カーナビ「NV-U2」を付けてふた月ほど。賢いんだかアホなんだかわからない奴ですね。先日自宅からオフィスまで、ま、ナビ使うまでもない道順なんですが参考までにNV-U2君はどんな道で行くのだろうかと試しにナビの言うままに走ってみたんですが、外苑西通りからありえないほど細い小道に入るように指示するんで、ほんまかいなと曲がってみましたら案の定すぐ行き止まり。にっちもさっちもいかなくなったんですが「この先、150メートル、右方向です」とか悪びれることもなく言う。いやこの状況を見なさい150メートルどころか1.5メートルも進めませんから。そうかと思うといつも大通りだけを通って行っていたゴルフ打ちっぱなし練習場からの帰りには幾つかの小道を巧みに組み合わせた見事なナビを見せてくれるし。「この先、事故多発地点です」とNV-U2が言った直後に本当にそこでバイクと軽トラックが事故を起こしていたことがあって、うわーこいつの言うこと信じようと誓った直後、またしてもマニアックな小道にいざなってくれて二度と信じるかいと叫んだりもしました。
ま、少なくとも最終的に目的地まで案内してくれる事は確かなので(あたりまえです)、これしか使ったことがないので他機種との比較はできないんですが充分使えますね。
あとこれはNV-U2の責任じゃないんだけど、NV-U2の音声が、ETCの機械の声とそっくりなんですよ(たいていこのテの声って似てるんでしょうけどね)。高速の料金所を通過した時などは「通過しました、料金は680円…」「この先、左からの合流が…」と「同じ声」が同時にしゃべるもので、なんてなんて?と思わず聞き返す羽目になるという。今度いつか同じ声色の女性を乗せてドライブしてみたいです。三人いっぺんに同じ声で話しかけられたヒにゃ、クルマは激しく蛇行した挙げ句ガードレールに突っ込むような予感。